第2話
助八「行ってくる!」「行ってらっしゃい」そういうと助八は走り出した。目をこすりながら裏山に走る助八は獲物を狙っていた。まるでそれはトンビが野ウサギを狙うように手慣れていた。助八「今日は権平いないな!」幼なじみの権平の気配を感じない助八は1人で狩りをしていた。
卑弥呼「もうそろそろか天狗」天狗「えぇ、もうまもなくでございます卑弥呼様」卑弥呼「草薙の剣も頂いておこう」イザナギの家に向かっている卑弥呼は天狗に話しかけた。卑弥呼の見た目もまさにあの卑弥呼である。少し現代化され、また女王に相応しい豪華さがある。天狗の見た目は有名な鼻が伸びているそのままの天狗ではある。天狗「えぇ!長くイザナギ家にある三種の神器の1つである草薙の剣は奪還せねばなりませぬ」卑弥呼「うむ、残りの2つも揃えるのじゃ!」天狗「ハハァ卑弥呼様ァ」天狗は深々とお辞儀をした。
エドワードカーターいっこうは伊勢神宮をお参りした後に、伊勢神宮にあると言われている過去井戸を探していた。エドワード「古文書によるとここら辺りなのだが…」ピエラ「はい、」すると後ろの方から探索チームの隊員の声が聞こえてきた…「ユダ様!ユダ様!」ピエラ「ピエラでいい、上の名前で呼ぶな!日本でもこっちのがよかろう…」「失礼しました!」隊員は深々と頭を下げた。ユダ・ピエラは少し表情を曇らせてから隊員の話しを聞いていた。エドワードはひたすら井戸を探している。エドワードは土を見ていた。エドワード(エジプトには無い土だ…これが日本の土…日本の神様がいる所か…伊勢神宮素晴らしい)父から受け継いだ考古学の才能を持つエドワードは深く思考し始めていた。
イザナギ「今朝はコーヒーが美味いの」昨晩の金丸耕平の手術を無事終えたイザナギはほっと一息ついていた。イザナミ「しかし、まさかあなたコアだなんて…やめて下さいませ」イザナギ「うむ。クウラシーナ・コア奴が動き出した可能性は充分に考えられる。別名闇の王…正にアマテラスの反対に位置する物でもあろう…なんとも不吉じゃ、光が動きだす時、闇もまた動きだすのじゃ…」
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