第1話 セルフィッシュ!
この物語の主人公 薄陰久仁(ヒサヒト)は想京に位置する倉中高校に通う1年生である。
今日も巾着形リュックサックに付いた飛行船のようなストラップを揺らしながら学校に行く。
彼の着る“yellow star”という文字が書かれたオーバーサイズの黄色い半袖は最近のお気に入りらしい。
彼は180cmの身長で所謂イケメンと言われるほどのスラッとした容姿をしているが、あまり社交的ではなく控えめな性格である。
狭い交友関係でありながらも彼は特に気にしておらず高校生活を満喫している...らしい。
学校へ向かう薄陰は道の端を細々と歩いていた。
江良「うぉい!!」
小田「えっ...」
歩く薄陰の近くで何やら揉め事が。
江良「1年如きが俺らの前を歩くとは、よほど自分に自身があるらしい。」
小田「ごっごめんなさい!!その...視野が狭くて...」
阿後「そう言うの良いからぁ笑」
体格の良い江良と切れ目で細身の阿後の2年生2人組はどうやら小柄な1年生の小田に難癖をつけている。
彼らに限ったことでは無い。倉中高校では上級生が1年生を忌み嫌う風習があるのだ。1年生に敵意を表する悪しき伝統はどうやら近年始まったらしい。理由は分からない。
薄陰が身を潜めながら学校へと向かっていたのもそのためで、ほとんどの1年生は薄陰のようにして道を歩く。
薄陰はこれが当たり前と考えているため、先程勃発したトラブルを気にも留めない。むしろ周りを見ていなかった小田が原因であるとさえ考えている。
3人の横を素通りしたところ、薄陰は何やら不思議なものを見た。
向こうから女子生徒が走ってくる。彼女の姿は徐々に大きくなり、特徴が細かくわかるようになるまで近づいてきた。
灰色のヘッドホンと古びた長方形のネックレスを首に纏い、赤紫のジャンパーにショートパンツ...そして手には...石
薄陰(い、石?)
彼女が身につけるものに対して手に石を持つことはどうしても信じ難かった。
助走をつけ、投球フォームに入り、薄陰の横で全力投球!!
薄陰(おい!誰に向かって投げるかと思ったら
…まさか!!)
江良「1年への指導は上級生としての役目!」
ガキガキン!!
江良は自身の鍛え上げられた腕をハンマーに変えた。
小田「ゆ、許してください...」
コツン...
彼女の投げた石が2年生江良に命中する。
薄陰(おい!嘘だろ何考えてんだ!)
江良「誰だ。俺に石を投げたやつは。」
阿後「...お前”ら“だな。」
薄陰「え」
薄陰は投石した彼女の隣にいたため、共犯になってしまった。
「チミも共犯になっちゃったね、ゴメ!ってことで戦うぞ!!」
薄陰「戦うぞ!じゃないよ、君おかしいよ、上級生に石を投げつけるなんて」
「肩身の狭い思いをしなきゃいけない方がおかしいよ?」
「...肩身が狭いって?上級生はその字の如く俺らより年長者なんだ、敬って当然さ。」
「君が気配を消してひっそりと過ごすことが敬うってことなの?」
薄陰「“気配を消す”?」
「君、上級生と面倒なことにならないように
“意志の力(イド)”で自分の影を薄くしてるじゃん。」
薄陰は言い当てられて大きく照れた。
薄陰「知ってたのか。」
「目を凝らすと逆に目立ってるよ、そんなことは良いとしてさ、なんで1年生が怯えて生活しなきゃいけないのさ!!」
薄陰「別に俺は困ってないから...」
江良「会話が弾んでいるが、自分のしたことわかってるか?」
阿後「そ、そうだぞ、どうなるかわかってるか?」
そう言って江良は2人に接近する。
薄陰「あ、いや、えっと...」
次の瞬間江良は薄陰に向かって腕を振り上げながら突っ込んでくる!
江良「上級生に対する不敬!!!!」
_人人人人人人_
> ガボン!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
江良のハンマーの腕が薄陰の腹部を直撃した。
ボキボキキキ...
これは体内の音でもあり薄陰自身の心情を表す音でもあった。
薄陰久仁の平穏な日常はこの瞬間に壊れてしまった。
薄陰は悶絶し、付近のビルヂングを貫通し、地面を抉りながら青い車にぶつかった。
「あんちゃんこんな朝っぱらから大丈夫か!!」
車の持ち主が降りてきて薄陰を心配した。
薄陰「はい、ご心配なく」
「かぁ!最近の若いのは元気があって痺れるぜ!!頑張れよぅ!!」
そう言って車の凹みを気にすることなく走り去った。
車と入れ違いで投石女性が駆けつける。
「勝手に巻き込んで、君だけ怪我させちゃってごめん。」
薄陰「今更何を笑」
何もかも諦めたように笑った。
「提案なんだけど、一緒にこの風習を変えてみない?」
薄陰「突然言われても...俺は自分の考えに自信が持てないんだ。ひっそり生きるのが一番良い生き方だと思ってきたから。」
「気配を消して歩くやつのどこが平穏なんだよ。」
投石女性が少し声を荒げた時、江良と阿後が2人のもとに到着し語り始めた。
江良はハンマーの腕で瓦礫を一つ一つ砕きながらゆっくりとこちらへ歩いてくる
江良「お前らは上級生に反逆したことで広く知れ渡り、逃げ続ける生活が始まるだろう。だから今のうちに病院送りにされた方が賢明だと思うぞ」
「...我の弱い薄陰、このまま何もしなければおそらく彼の言う通り私たちは病院送りだ。
自分に正直になれ。抵抗するか否か。今決めろ。」
投石女性は急に真剣な眼差しになり、薄陰に語りかけた。
江良が不敵な笑みを浮かべしゃがみ込む薄陰を見下ろした直後、自身の腕を薄陰に振り下ろした。
ーーー次の瞬間薄陰はカッと目を見開く
_人人人人人人_
> ガボン!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
江良「...消えた?」
阿後「きき、消えた!?江良、お前想像以上に腕力強かったんだな...」
江良「俺が潰して小さくしたわけじゃねぇ...」
次の瞬間2人の背後に薄陰が忍び寄った。
「...その域だ。」
投石女性はニヤリと笑った。
薄陰「“気配消しの意志(イド)”」
“気配消しのイド”により、薄陰は気配を消し、2人の背後に回り込んだ。
阿後「こ、こいつイドを使いやがった。」
江良「...ほう、上級生相手に本気で戦うんだな?」
江良が応戦し、彼のハンマーの腕と薄陰の黒い陰を纏った拳がぶつかり合う。
互いに反動で数m飛ばされる。
瀬戸「...良い動きだね、協力してくれるんだ!」
薄陰「なんでも良い。俺は我が強いわけじゃないから、君の考えを正しいと思いたい。」
瀬戸「信じてよ。」
薄陰「うん、ところで君、名前は?」
瀬戸「...瀬戸ミコ...ミコって呼んで」
薄陰「わかった瀬戸さん、薄陰久仁だ。」
江良「ようしわかった、全力で駆逐してやる」
薄陰は江良の気迫に冷や汗をかき、一歩下がる。
薄陰「瀬戸さん、俺があいつを倒すから援護してくれ。」
瀬戸「あ...私、非発現者だから...笑」
薄陰「え...ええ!? “イド”使えないの!?」
瀬戸「私は現実を見て物事を判断する策士なの。私は指揮を取る。」
薄陰「俺だけかよぉ...」
江良「少しでも勝てる見込みがあると思ったら大間違いだ!!小僧!!」
薄陰「たった1年しか変わらないだろう。先輩」
江良「...!?」
江良は薄陰の冷たい目と発言に驚く
江良との戦闘が始まり、薄陰はハンマーの腕をするりとかわす
距離を置いて見ていた瀬戸ミコは薄陰の戦闘能力の高さに感心した。
瀬戸「良い動きじゃん」
薄陰「自分の無意識領域が発現した力が”意志の力“(イド)って言われるけど、笑えるよな。俺、もともと陰薄いのに、”力“でさらに陰が薄くなってるよ。」
瀬戸「この状況で自虐を言えるその余裕。素質あるね。」
しばらく戦闘が続いたが、薄陰が気配を消しては意表を突いて殴るの連続で圧勝だった。
江良は意識を失い、その場に倒れ込んでしまった。
阿後はそれを見て怖気付き、意識のない江良のもとにすり寄る。
瀬戸「もう1人は意気地なしか。」
阿後「...お前ら、上級生は大量にいるんだぞ!?事の大きさわかってないだろ!!」
薄陰「...ままよ...どうにでもなれ」
阿後「あ...へぁぁ...」
阿後も江良同様、薄陰の冷たさに触れその場から立ち去った。
薄陰は倒れた江良をしばらく見つめ、ふと我に帰る。
薄陰「うわぁ、完全に調子乗ってたぁ!どうしよ!?学校通えないよ!!」
瀬戸「ははっ、大袈裟だなぁ笑」
あいつら先輩に楯突いた!!
まずいんじゃねぇか?
瀬戸「...えぇ、立ち上がった英雄1年にそんな態度かよぉ。」
薄陰「と、とにかく学校入ろう!」
薄陰は瀬戸ミコの腕を引いて学校へと駆けた。
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2人は倉中高校に到着した。
〜倉中高校〜
想京の中心部に位置する大きな高校。
円筒形の校舎をしておりその上に円形の職員室が浮遊している。
余談だが職員室の上がグラウンドであるため、グラウンドから落下すると大怪我をする可能性が高い。
去年生徒会により円筒の二か所破壊されてしまったため、上から見てバウムクーヘン1切れのような1年棟とアルファベットCのような2、3年棟に分かれた。絶妙な例えだ。
1年棟に入った2人は自由に使って良い雑談教室に到着した。瀬戸ミコは机の上に座り、薄陰は立ったまま話し始めた。
薄陰「はぁなんとか上級生に絡まれずに一年棟まで来れた。」
瀬戸「でも多分上級生の間で話題になってるかもね。」
薄陰「このまま名を轟かせるつもりなの?」
瀬戸「いや、そんなバカなことはしない。“決戦の日”まではとりあえず上級生の目につかないように大人しく過ごす。」
薄陰「まぁすでに俺ら抵抗しちゃってるしそう上手くいかないんじゃない?」
瀬戸「...^_^汗」
薄陰「おい!予想できただろ、どうするんだよ!?」」
瀬戸「一旦それは忘れよう。とにかく私は一年生を虐げる元凶である生徒会を潰し、生徒会長になりたいと思っている。」
薄陰「いくらなんでも無理だって。」
瀬戸「...無理なら君に協力を求めてない。」
薄陰「...!」
瀬戸「一緒に戦ってくれないか。」
瀬戸ミコにいきなり真剣な眼差しで見つめられ、薄陰は動揺した。
薄陰「...確かにこの学校の体制がおかしいのはわかったよ。だけど大きな流れに逆立って変化を求めるのはやっぱり骨が折れるし...」
瀬戸「まぁ説得するまで付きまとうからね!^_^」
薄陰「えぇ...」
ぽん!!
薄陰は同じくらいの身長の男子生徒に肩を叩かれた。恐る恐る振り返るとにっこり笑顔の男がいた。その威圧感から薄陰は一目で上級生であるとわかった。
濃美灯真
倉中高校生徒会に所属している2年生
濃美「やぁ^_^」
薄陰「...あ...おはようございます。」
濃美「君、さっき2年生2人をぶっ飛ばした子だよね?!ちょっときてくれるかな?」
薄陰と瀬戸ミコは緊張しながら着いて行った。
瀬戸「彼、生徒会の2年だ。」
薄陰「え!?初手から詰みすぎでしょ!!」
小声で会話した。
廊下を歩く濃美を見た1年生は驚いていた。
今この瞬間に2年生が一年棟にいるということは珍しいことであったからだ。
ちょっとした騒ぎになった。
「見ろ、上級生だ!それにバッジつけてるから生徒会の人間だ!!」
「上級生が自ら1年塔に出向くなんて聞いたことないぞ!!?」
「後ろにいるあの2人は何したんだ?」
「なんか上級生をぶっ飛ばしたらしい!」
「殺されるのか?」
「多分2年棟に連れてかれて生きては帰れないんだろうな」
と噂されたものの、濃美は人気の無い1年棟の空き教室に二人を入れた。
濃美「お前らも入れ」
そう言われると江良と阿後が入ってきた。
濃美「薄陰くん、聞いたよ、君1人でこいつらを倒したって…なかなか度胸あるねぇ!」
薄陰「...汗」
濃美「話によれば同学年を庇ったとか...そんな勇気ある人なかなかいないよ!!」
薄陰はそう言われて気づいた。江良を倒したことはあの視野狭め1年を助けていたということに。
薄陰「…いや俺は…別に庇ったとかじゃなくてただ単に彼女のことを信じて戦っただけです。」
瀬戸ミコの方をチラりと見ながら言った。
薄陰は目の前にいる鋭い目つきだが柔らかい物言いの2年生を見て安堵した。
薄陰(上級生と言っても良い人もいるんだなーーーー)
濃美「そんな話俺はどーでもいい。」 ボソリと呟く。
_人人人人人人人_
> ドシュッ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
次の瞬間薄陰の腹部に強い衝撃が走る、今朝のハンマーの腕よりも数段激しい…
薄陰は宙に舞い、すぐに濃美の攻撃であるとわかった。
衝撃で窓がガタリガタリと音を立てる。
濃美は本来遠くへ吹き飛んでいくはずの薄陰を窓際で掴み、彼の首に腕を回した。
窓の音が止むまでの間沈黙が続いた。
濃美「薄陰くん、瀬戸さん、迷惑だからもうしないでね!^_^」
濃美が沈黙を破り薄陰の耳元で呟いた。
腕をほどくと薄陰はよろけた。瀬戸ミコは大丈夫だったか声をかけた。
濃美「行くよ。」
濃美は江良と阿後を率いて2年棟へと帰った。
江良「あの、濃美さん、ありがとうございます。俺らのためにーー」
_人人人人人人人_
> ドゴンッ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
濃美は江良の腹部を殴り黙らせた。
濃美「お前ら余計なことするな、お前らみたいなのがいるせいで俺ら生徒会は好き勝手に振る舞う上級生に見られるんだ。別に俺たちは私利私欲で1年を虐げているわけじゃないんだよ。」
江良「すみません!!!』
阿後「大人しくしますぅぅ!!」
濃美「わかれば良い」
そう言うと濃美は大きな黒い馬を召喚し、乗馬した。
濃美「…授業遅れんなよ」
颯爽と走り去って行った。
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さて場面が切り替わる
学校が終わり生徒はそれぞれ帰路につく。
薄陰と瀬戸ミコは帰りも互いを労わりながら帰っていた。
すっかり空は暗くなるが、イマシン街のネオンライトは煌々と照っている。ビルヂングの乱立したこの街は眠ることを知らない。最近の若者はディスコに行くらしい。また、至る所でシティポップが流れており街全体が踊っているようだ。
夜だが新鮮さも感じられる喧騒を抜け薄陰は瀬戸ミコを連れてその先のサムラギ商店街へと赴いた。
入ると屋台が賑わいを見せている。
薄陰は2階建ての建物の前で瀬戸ミコを止めた。
薄陰「1階は喫茶店で2階が居酒屋。俺晩御飯はよくここで食べるんだ。」
瀬戸「へぇ私あんまり居酒屋みたいなお店入ったことないんだよねぇ。」
二人は2階に上がると早速愉快な声がした。
中年の小太りな男性が
店長「おおい!ヒサヒトぉ!!連れがいるなんて珍しいなぁ!」
薄陰「別に良いでしょう店長」
店長「いらっしゃい!!」
そう言った後も他の客と同じテンションで馬鹿騒ぎしていた。
店で晩御飯を食べた後、徐にこの建物の屋上に上がった。
二人はイマシン街のネオンライトを眺めながら話した。
薄陰「今日はもう散々だったよ…明日からの学校が大変だぁ…」
食事で瀬戸ミコとの会話が弾み楽しい時間を過ごしたが、やはり今朝の出来事が頭から離れるはずもなく頭を抱える。
瀬戸「勝手に薄陰を実行犯にしたことは申し訳ないと思ってるよ、でも私の直感で君の”イド”が魅力的だったんだ。」
薄陰「”気配消しのイド”が?しょーもない力だろ。実際役に立つ場面はあるけど。」
瀬戸「君なら私の願いを叶えてくれそうだったからさ。」
薄陰「大袈裟だよ笑」
しばらくの静寂。一呼吸おいて薄陰が口を開く。
薄陰「俺は昔から何かしたいという欲がな買った。空っぽの人間なんだ。だから君の言いなりになるよ、君についていく。」
薄陰の決意を瀬戸ミコは感じる。
瀬戸「…私に”イド”がないのは話したよね?これから先起こるであろう戦いには主力にはなれっこない。」
薄陰「俺が瀬戸さんの剣になるさ。」
瀬戸「ありがとう、私と一緒に新しい生徒会を作るの、手伝ってね」
薄陰「もちろんさ。」
瀬戸(今日の出来事だけでここまで決意を固めるのか。冷静な目から溢れるこの狂気。薄陰...やっぱり………るだけあるね)
帰り道、途中で瀬戸ミコと別れ家路についた。
薄陰(喰らった攻撃への恐怖は無かった。
しかしその後向けられた生徒会役員濃美のあの眼差しは恐るべきものだと感じた。
でも同時に瀬戸ミコによって心が少し解き放たれたような気もする。
ーーーー俺の退屈な毎日は今日壊された。)
瀬戸ミコと薄陰久仁は新生生徒会設立のため歩き出した。
そして薄陰久仁の壮大な校外学習が幕を開けようとしている。
完
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