第3話劣等感と得たもの。

やはり、同世代に関しては劣等感を持ってしまう。

私の頑張りが足りないから病気になった。

早く復帰しないとって思っていた。

なのに、体が動いてくれない。

同世代はどんどん昇進していくし、スキルもつけていく。

なのに私は見ているだけ。

通院の仕方と福祉関係の申請の仕方だけうまくなっていく。


どこからどう見てもさんざんなことしか起こっていない。

でも、少しだけうれしいことがある。

人に頼れる。

できないって昔の私は言えなかった。人に聞けなかった。

今なら人に頼れるしどうしたらいいと素直に教えを乞える。


たくさん自分でするのではなく、人に頼ることも必要。

病気は自分に足りないことを教えてくれる。

そっちではないと道を変えてくれる。

人によっては、頑張りすぎとか、頑固とかいろいろあるだろうし。

一つだけの意味ではないかもしれない。


病気の期間は苦しいし、悔しいけれども。

自分の年や体力にあった生き方を教えてくれる。

憎まずに考えていけば、共生できる。


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