浅き夢見じ酔いもせず。永遠とは‘青い鳥’
2026年12月12日。それは冬の満月の夜。
一人の赤ちゃんがうまれた。
「うーん、月奈と名づけよう」父が言う。
「あなたは、賛成でいい?だってお母さんあなたにも聞かないと。あなた、お姉ちゃんよ、春江」母が言う。
春江は「お母さん、大丈夫?本当にありがとう」と涙をこぼす。春江は続けて、「月奈は誰の生まれかわり···とかあるのかな?私は···いや、考えすぎか」
病院の外のベンチ。りららは「春子ちゃん、もう、覚えてないよね。前世のことって忘れちゃうんだ。」といって、ナクドマルドで買ったグラコロバーガーをほおばる。頬には涙がながれた。
耳人形がりららの頭をなでて「それは輪廻のなかの再会。姿かたち、名前がかわっても魂は不変。りららちゃん、春子ちゃんから、春江ちゃん。今度、会いにいこうよ」と言う。
「うん!!きっと、それこそalways be happy!!」というとりららは、金色の光とともに耳人形と消えた。
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