いじめられていた俺はスキル「神の権能」で無双する

天銀

第1話 覚醒

いじめられていた俺はスキル「神の権能」で無双する


2020年1月1日0時0分

地球全土に大規模な地震が起きた


地震の影響で約3000万人が死んだ。崩れ去った建物。泣き叫ぶ子供。地面に開いた穴。


人々は「もうだめだ」と思い始めていた。

だがある人がスキルを得たと言い始め、その街は復興が捗った。

その後たくさんの人々がスキルを得たと言い始め、地球上の人間すべてがスキルを得た

そして世界は復活し始めて2050年にはほぼ同じに戻っていた。


変わったことといえば、地面に開いた穴をダンジョンと言い始め、

世界中にダンジョン協会が設立され法整備がされた。


そんな世界にいる俺の話だ。



俺の名前は、中村銀河。高校1年生だ。           


早速だが俺はいじめられている。理由は単純で2つある。

1つ目は、権力を持っている親の子供に目をつけられたからだ


そいつの名前は藤井遼馬。この学校の理事長の息子だ。

俺はこいつに、みんなと同じ下から目線の態度を取らなかったからいじめられている


俺は元々転校生で、両親のいなくて、遺産とバイトで生活している。幸い遺産はたくさんあって助かっている。なのでいじめられても頼るやつがいないと思ってる。まあ事実だし

なので目をつけられて、最初は忠告と暴言だったが、俺が抵抗と知ると暴力を振るってきたりした。


2つ目は、スキルだ。

今は昔と違ってスキルという異能・超能力みたいのを持っている

藤井のスキルは魔炎だ

炎を自由に操ることができてスキルランクはなんとAだ。


あっスキルって何?


スキルは誰でも持っているの能力のことで5歳の時に鑑定球を使って確認する

鑑定球は基本的にはダンジョン協会で使える

そしてスキルは先天的なもので後からスキルを得ることはない

なのでスキルが外れだったやつは人生が詰むってやつだ。神様って残酷だよね?

えっとスキルランクはSまであって、


Sは、剣聖や賢者、聖女など最強スキルだ。

Aは、藤井の魔炎などの特化スキルと回復魔法

Bは、炎魔法、水魔法や剣術などの基本スキル

Cは、生活魔法系統のスキル(洗濯、掃除、絵や執筆など)

Dは、運動能力低下や不眠症などの害を与えるスキル

そして俺はEだ。

Eは世界中に俺だけらしい。


じゃあ俺のスキルって何?まあ聞いてくれ

俺のスキルは

「    」だ。

いちようあるにはあるのだが見えないのだ。

だからEランクなのだ


だからこのスキルのせいでいじめていると言うわけだ


ついでにダンジョンの説明をしよう

ダンジョンは突如できた迷宮のことで世界中にある

ダンジョンに入るはダンジョン協会に登録しなきゃ入れない

ダンジョンにはゴブリンやスライム、オーガなどの魔物がいたり、

武器やアイテム、鉱石、魔石などがある。

魔石は今の時代の主流エネルギーの1個で

ボスモンスターの魔石やレアモンスターの魔石は1個100万以上する魔石もある

鉱石はミスリルやオリハルコン、ヒヒイロカネ、アダマンタイトなどの武具鉱石もあれば

ダイヤや金、アメジストなどの装飾鉱石も取れる

魔物については、ダンジョン内にできる濃い魔素から生成され定期的に狩らないとスタンピートが起きて、

街に被害をもたらす可能性もある。

そして魔物を狩って魔石を売ったりするなどを仕事をしている人のことを探索者と言う。

探索者は、15歳で高校1年生から登録できる

小、中学生、高校生の人気の職種である


探索者はスキルランクと似てて、S、A、B、C、D、E、Fのランクがあり、

Sランクは、化け物

Aランクは、最強格

Bランクは、ベテラン

Cランクは、一人前

Dランクは、中級者

Eランクは、初心者

Fランクは、生まれたてで

Sランクには世界ランクもあり日本には世界ランク3位の柳雅人さんがいる

同様に魔物もSS、S、A、B、C、E、Fランクがあり

ダンジョンにも、S、A、B、C、D、E、Fがある。


そして今日は


「ダンジョン見学です〜みんな張り切っていきましょう」


ダンジョン見学の日だ。ダンジョン見学は高校生から行われた、月2回ある。

大抵はFランクダンジョンに行って、各自、班を作ってDランク探索者を連れて探索する。

俺の班は藤井がいたり取り巻きの田中がいたりするがどうでもいい。

そもそも藤井はすでにEランク探索者らしく期待のルーキーらしい。

俺は探索者にスキルが発覚した時点で諦めており、ついていくだけだ


そしていつも通りに探索していた時に事件は起きた


「GAAAAAAA」

Bランクの魔物、黒牙狼の群れが現れたのだ。


「GAAAAAAA」


黒牙狼はCランク上位の魔物で群れだとBランクにもなる強敵だ

到底俺らが勝てる相手じゃない


すると藤井が

「所詮犬っころだ。この俺にかかれば大したことない」

「さすが藤井さんです」


いや勝てないだろ

スキルランクAでも藤井には経験が少ない

田中も煽てるな

するとDランク探索者が驚きのことを言った


「ここで全滅するよりも1人で残って他の人は応援を読んできた方がいい。ダンジョン内は圏外だから中村くんにここは任せてみんなは応援に行こう」


「はっっ?」


何言ってんだこいつ

俺スキルランクEだぞ

あ〜そうゆうことね。俺を見捨てて逃げようって魂胆か

藤井みたいなお偉いさんの子供にはそうゆうことさせないってことね

最低じゃん


「そうですね先輩。みんな、中村くんをおとrゲフンゲフン中村くんに殿を務めてもらって応援を呼ぼう!」


こうやって言って来るのはクラスで貴公子と呼ばれている八王子 翔くんだ

それより囮って言いかけたよね?


そして藤井も

「中村頑張れよw」


こうして俺は持っていた荷物も持ってから見捨てられた


「俺もここで命日か…」


俺は決意を決めた


こっそり懐に入っていた短剣を出して


「やってあらー」


すると脳内に


《闘う決意が確認できました》

《これよりスキル「   」がスキル「神の権能」に覚醒しました》

神の権能?覚醒?

《闘う決意によりスキル「神の権能」の効果「闘神」が解放されました〉

闘神 level I

level I 身体強化 

level Ⅱで開放

level III で解放

level Ⅳ で解放

level Ⅴで解放


闘神の身体強化か…

強くね?

てかそもそも神の権能の時点でバカ強いじゃん


よし

「身体強化!」


するとそれだけで強くなった気がした


よし待たせたな


「ガルルルル」


俺は黒牙狼の群れと向き合った


「行くぞ!」


俺は思いっきり地面を蹴った

するとすぐ黒牙狼が目の前にいた


「おら!」


「がああ…」


黒牙狼が一撃で………


それからは作業のように黒牙狼を倒しっていった

そして

「終わった〜」

やっと討伐できたのだ

あたりには20を超える黒牙狼の魔石が落ちていた


《闘神がlevel Ⅱになりました》

《効果「痛覚無効」が追加されました》


痛覚無効か… 強くね?

もうあいつの暴力に苦しむことがない よし

俺は意気揚々とダンジョンの外に帰って行った


すると受付にいた女性が外で待っていた


「中村さん無事だったんですね?」

この人は秋川陽奈さんだ。

Aランクスキル「ベテラン」の持ち主だ


ベテランは職業適正スキルで探索者だったら探索者の適正つく万能スキルだ

だけど秋川さんは探索者希望ではなく受付嬢希望だったので今は受付嬢をしていて、元々なんのベテラン?みたいになって、俺と同じ待遇だったからいつも心配してくれた人だ

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