04 バッドエンドが覆せない2


ーー本編後の続編シナリオ


01 魔王の後継者候補は他にも存在していたらしい。魔物だらけで人が住めない知育。荒野大陸に、その魔物の育成施設がある。

  平和な日々を送っていたネルは、王女からそんな情報を得た。


02 ブレイブ・ファンタジーのゲームにはどうやら続きがあったらしい。リリシャからネルは2のお大雑把な内容を教えてもらった。

  和也のゲームプレイ記憶を継承したネルは、そのゲーム内容を頭にいれて、自分にしてほしい事があるのだろうとリリシャに聞いた。


03 ブレイブ・ファンタジー「2」の内容は荒野大陸に赴いて、魔王後継者を育成している(と思われる)施設を破壊しようとする、というものだった。


04 荒野大陸には人間の体に害のある「瘴気」が充満している。そのため、魔王後継者として生み出されたネルか、始まりの魔女であるインプランタしか向かう事ができない。

 「2」では勇者が聖属性の魔力を使って、仲間を覆う事ができたが、ネルにはそれができない。


05 ネルはユリカ達に留守番を頼み、荒野大陸へ旅立つ。

  それと同時に、アルガとリズは「瘴気」を防止する道具を作り、双月のメダルの修理(途中までやっていた)をしていた。

  《・ダウンロードコンテンツの地域が近くにある》

  《・持っていくのはジェム、食料、地図、コンパスなど》

  その後ネルは、完全回復していないインプランタから見送りをされる。


06「最初のイベント」竜の魔物の前で、自我のある魔物「ノルン」と「カロン」が襲われている。

  ネルは二人を助け、竜を追い払った。


07 その後、かけつけた魔物の女性がいる。彼女の名前は「アリシア」。

  育成施設で生まれた「自我のある魔物達」をまとめて、彼女が面倒をみていた。


08 「ノルン」と「カロン」を保護した事と、ネル自身の体の事によって、「アリシア」とすぐに仲良くなる。

  ゲームの勇者(アッシュ)はこの点で苦労していた。


09 魔物の育成施設に赴き、一息ついている所で、「二番目のイベント」が発生。

  「ノルン」と「カロン」が持ってきていた魔物の卵が孵化してしまう。


10 卵から負荷したのは大量のブレイクスパイダー。

  幼体でも凶悪な魔物だった。

  二人は「アリシア」に日ごろの感謝を伝えるために、その卵(美味しい)をとりに、普段出て行かない育成施設の外へ出ていた。


11 ブレイクスパイダーたちを掃討するネル。

  ほどなくして、子供(卵)を探しに来た。親ブレイクスパイダーがやってくる。

  ネルはこれもレベル200の力を使って、なんなく撃退。


12 育成施設の各所が壊れた。

  ネルは、自分が来た目的をアリシアに話して、王国で保護してもらう事を提案。

  それに対してアリシアは「最後の魔物が目覚める」まで、返事を待ってほしいと述べる。

  その最後の魔物、含めて他の魔物も、魔王後継者ではない。その事はゲームの記憶で知っていた。

  後継者育成は失敗し、死産になっていたからだ。

  「アリシア」も「目覚める事なく死んだ魔物」がいる、と言う。

  その点をふまえてネルは「それまで待つ」と告げた。

  目覚めは数日後らしい。


13 その日の夜。

  ブレイクスパイダー達があばれたダメージ(と偽装されている)で、育成施設が自爆する。

  (ゲームの内容では数日後になってこの騒動が起きる。なぜか前倒しになっている)

  カウントダウンが始まって、魔物達が避難する事になる。

  次々と閉じていく隔壁と、焼却される区画。

  ネルは、避難誘導に協力した。

  最後の魔物もそのタイミングで生まれる。


14 施設から追い出された「アリシア」達は茫然とする。

  ネルはそんな「アリシア」達に王国に来てほしいと再度提案。

  「アリシア」はそれを「台本くさい」と言い、拒絶する。

  ネルの事をあやしむ「アリシア」と戦闘になる。

  ゲームと違って一日しか触れ合っていないので、親密度が高くない。

  そして、ゲームの知識が親交を育むのを邪魔しているのが問題だった。


15 アリシアは昔、「ルナアリア」という人間に騙されている。

  その事が心の傷になって、人間に頼る事への障害になっていた。


16 その場から離脱したネル。

  インプランタと、「瘴気」防止アイテムを身に着けたアルガと出会う。

  (同時刻 竜の魔物に襲われてアリシア達が全滅)


17 ネルが理由を話しながら、アリシア達の元へ戻ると。

  アリシア達のなきがらを発見。


18 双月のメダルの使用に抵抗感のあるネルを見て、アルガがメダルを使用する。

  リズの立場を守るためや、できるだけ罪の贖罪をするという理由で。







19 荒野大陸に行く前、アルガから情報を教えてもらうネル。

  再び旅支度を整えて、リズ・インプランタに見送られて出発。

  「未来知識」……としているゲーム内容は、リリシャから教えてもらわない事にした。

  そのため、必要な「未来知識」はジェムで逐次アルガが伝える流れになった。


20 荒野大陸に訪れたネル。

  アルガに指示された地点へ行くと、「ノルン」と「カロン」が竜に襲われているのが見えた。

  竜は三体いた。

  一度目の世界より早くかけつけた影響だった。

  ネルは竜から反撃をうけて、頭を強く打ち、「記憶喪失」になってしまう。


21 その後「アリシア」に助けられたネル。

  育成施設へ連れていかれて手当を受ける。

  人間に似ているが、自我のある魔物だと判断される。


22 荷物から記憶のてがかりを探そうとする「ネル」ジェムを見つけて、アルガから連絡を受けるが、相手が人間だと知られて「アリシア」に没収されてしまう。


23 その日は特別な日で「ノルン」と「カロン」の誕生日だった。

  「アリシア」は気分転換にと、パーティーの準備を「ネル」に頼む。


24 ブレイクスパイダーの卵が孵化して、育成施設内で暴れまわる。

  一周めの世界よりも被害が大きい。

  ネルがこれの撃退に貢献。

  子供なのに強い魔物だと褒められる。


25 その日の夜。

  アリシアから過去の話をされる。

  信じていた人間ルナアリアに「保護」と言う話で「狩られそうになった」という話。

  その時、アリシアには名前がなかったので、ルナアリアの名から「アリシア」と取った。

  言葉や歌は「ルナアリア」から教えてもらった。

  アリシアは歌が歌える。

  ネルは「ルナアリア」が悪い人間には思えなかった。

  アリシアの歌った歌が綺麗だったから。


  その夜、「カロン」の怪しい行動を目撃する。

  見られている?

  アリシアと「カロン」「ネル」で川の字で就寝。

  施設の自爆は起こらず。


26 翌日。インプランタとアルガがやってくる。

  竜と出くわして、戦闘したらしい。

  培養施設にやってきた「二人」に対して、アリシアは攻撃的な姿勢を見せる。

  「ネル」は渡さない。自分達で保護する。と主張。


27 その日の夜。

  育成施設が襲撃される。

  魔物の素材目当ての密猟者が犯人。

  飛竜をコントロールして(アルガの技術を盗んだ)、荒野大陸まできた。実力は結構ある。


28 密漁犯達と戦うアリシアとネル。

  アリシアの背中を「カロン」が攻撃する。

  人間にかなうわけがない。

  「カロン」の心には人間に対しる深い恐怖心が植え付けられていた。


29 逃げる「カロン」の仕業で、育成施設が自爆する。

  カウントダウンが始まるなか、「魔物」も信じられなくなりそうになる「アリシア」。

  「ネル」は仲間の話を引き合いに出し、それを励まして、魔物達を避難させる。

  隠し事も騙してもいたけど、ユリカとラクシャータは和解できたから、と。


30 アルガやインプランタ達に助けてもらって、密猟者を撃退。

  双月のメダルの話をする。

  

  アルガが過去に戻っても無意味だった。

  アルガでは人の心を動かせない。

  ネルは記憶喪失。加えて台本通りの動きは「アリシア」を警戒させる。


31 ネルはアリシアに「今の正直な気持ち」を訪ねる。

  その答えを聞いたネルは、アリシアと共に双月のメダルを使う。


32 「修理不完全」のため(一週目との違い、修理が若干おろそか)、アリシアだけループ。






33 ネル旅立ち前に戻る。

  ネルはリリシャからゲームの知識を聞いて、リズやインプランタに見送られる。


  アリシアは、「ノルン」と「カロン」が出かけるのを阻止

  ネルが荒野大陸へくる。


  アリシアが、「竜」と戦うネルに加勢。

  ネルは自分が知っている流れと違ってて困惑。

  「アリシア」は勇気を出して、ネルに打ち明ける。


34 アリシア達は、「カロン」を説得しにかかる。

  「カロン」が「密猟者」にされた仕打ちを知る。

  今のまま人間に関わるのは良くない。

  この事件にけじめをつけるべき。

  ネル達と協力して「密猟者」達を倒す事を決意。


35 特訓タイム。「ユリカ」達などからアドバイスを受けて、「アリシア」や「カロン」達を鍛える。

  その後、「カロン」と「ノルン」の誕生日パーティーを行う。


36 その日の夜。セリア(子供達との相性や魔法属性を考えて)とインプランタが合流。

  セリアと「カロン」が話をする。「セリア」は「カロン」が隠し事をしている事について言及。

  自分達に起きた、身内の裏切り者についても話した。

  弱者「過去のセリア」や、「カロン」を力で支配してくる人間は、本当は弱い事を伝える。


37 数日後。最後の魔物が生まれたのを見届けて、施設を自爆させる。そして、密猟者達と戦う。(裏組織つながりでセリアやラクシャ―タの知っている顔)

  戦いの最中「吟遊詩人」の力を覚醒させる「アリシア」。

  それはルナアリアが歌として授けた、「アリシア達」が自分自身の身を守るため力だった。


38 戦いが終わった後。

  国に戻ってリリシャと会話。リリシャはネルをこの世界によんだ動機を話す。


  リリシャは、ラクシャータには悲しんでほしくない、過去とけりをつけてほしいと思っている。

  

  とある狭間で神に等しい力を手にしたリリシャ。

  そんなリリシャの魂は、ラクシャータが裏切り者として名誉を落とし、命をおとす世界からきた。

 

  リリシャが過去、鼻持ちならない貴族に虐められていたとき、ラクシャータは暗殺して助けてくれたらしい。


  どんなに平和な世界になっても、ラクシャータが幸せでなければ意味がないと、リリシャが言う。

 


39 地元を離れてやってきたアリシア達に、ネル達が色々案内をする所でエンディング。


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準設定集 バッドエンドが覆せない 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

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