「さよなら」を過去の貴方とするために
セツナ
「さよなら」を過去の貴方とするために
会う頻度日に日に減って行く中で あなたへの愛探す毎日。
泣きそうな夜に限って居ぬ貴方 布団抱きしめ眠りに落ちる。
帰らない誰かのコトを待つことは 切なく不毛、そして寂しい。
さらさらと流れ落ちてく砂時計 あなたがくれた砂が落ちてく。
涙目で見上げた夜空眩しくて、煌めく星座涙で滲む
泣きそうな、私をぎゅっと抱きしめて。嘘でもいいからどうかお願い。
君の言う愛する人になれなくて、涙を流す私の愛は、
あぁそうだ、私の涙は枯れたんだ。鏡の自分にそう告げ笑う。
泣きわめき最後に嫌いと吐き捨てた あなたに最後の傷つけたくて
泣くのなら雨の降る日がオススメよ 涙も愛も雨へととける
マスカラが涙でとけてしまうから 化けた女は泣いちゃいけない
さよなら、の後にまたね、が付かなけりゃ この恋は今終わりを告げるの。
「さよなら」を告げることなら容易いが「さよならをする」ことは難し。
君と僕聴いた音楽片耳に 流れる音が忘れられずに
あの人によく似た人にときめいた、後ろ姿を重ねて泣いた。
いつの日か君と見た空見た景色 忘れることがとても怖いよ
好きだった。つぶやき泣いた本当に 泣けるほどにはずっと君だけ
夕焼けに思い浮かべた君の事、かぶりを振って消し去る夕べ
気がつけば指輪の跡は消えていて あぁもう過去になるのだと知る。
今ならば 言えただろうか 貴方へと 好きだったのと まじりっけなく。
「さよなら」を過去の貴方とするために セツナ @setuna30
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます