高き陽の 風呂の窓より 旨き風 一膳の飯の なきぞうらめし

たかきひの ふろのまどより うまきかざ いちぜんのめしの なきぞうらめし



日曜日の夕方、まだ陽が高いうちにのんびりお風呂に浸かっていたら、開けている窓から美味しそうな匂いがしてきました。

ここにお茶碗一杯のご飯がないことを、とても残念に思いました。


予定のない日曜日や休日、少し早く、夏の時期だとまだおひさまが高い時間にゆっくりとお風呂に入るのが楽しみです。

今の時期なので窓を開けていたら、どこかの家から多分焼肉か何かでしょう、とてもおいしそうな匂いがしてきました。


夕ご飯前にお風呂に入ったのでお腹も空いています。


「この匂いでご飯一膳食べられそう」


そうは思ったけど、もちろんお風呂の中なのでそんなことできません。


「ああ、ご飯があったらなあ」


と、とても残念に思いました。


ちなみに「かざ」であって「かぜ」ではありません。

古い言葉で「かざ」は「におい」のことです。

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