暗闇

@dada02121610

第1話???

「なんだ・・・なにが起きたんだ」


 周りを見渡しても何も見えない・・・

 自分の輪郭すら確認できないほどの暗闇は、世界に自分一人しかいないかのようにかんじられてしまう。


「だれか!!誰かいたら返事をしてくれ!!」


 必死に声を上げるが誰の返事もなく。

 自分の発した声が壁に反射することもなく遠くに消えていく・・・

 しかし、声を出しておかないと精神がおかしくなってしまうように感じた。

「近くに誰かいるんだろ?わかってるからな早く出て来い!」


 しかし、いくら経っても返事も人の気配も微塵もない。

 そして、移動をしていたら誰かに会うのではないのかと淡い希望を持ちながら必死に声を出しながら平坦の道を一歩一歩つたない足取りで歩いていく。


「誰か・・・誰かいませんか…」


返事ナシ


「お願いです。いたら返事をしてください」


返事ナシ


返事ナシ


「お願いです。お願いします。誰か。誰かいたら返事をしてください。」


返事ナシ


返事ナシ


返事ナシ


「おねがいです。だれかへんじをください。おねがいします。」


返事ナシ


返事ナシ


返事ナシ


返事ナシ


「おねがいします へんじをください。」


返事ナシ

返事ナシ

返事ナシ

返事ナシ

返事ナシ


「をねがい・・・だれが・・・」


返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ

返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ

返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ


「だlえかiまSnか・・・」


返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ

返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ

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返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ


「おれのみじねなところをみtっさぞかsじtzxおまkchsじいdwろうはやじょきんvjdfbvjdfbvだせよ11111!11」


返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ

返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ返事ナシ

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「うああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


 本当はすでに薄々誰もまわりに誰もいないのではないのかと気付いていたが、一回でも気づいてしまうともう立ち直ることができなくなる。

 いまはもうじぶんは男なのか女なのか自分は歩いているのか止まっているのかお腹がすいているのかいないのか、正常に呼吸ができているのかいないのかはたまた生きているのかもわからない。

 ただただ絶望の中を歩いているのだけは確かな事実だった。


「ne・・おcんstw・・・」


 しかし、暗闇の中無心であるいていると、誰かの声が聞こえた。

 このとき、心の中で希望が目覚めた。

 そして、声が聞こえた方向に一心不乱に何も考えず怪しいとも微塵も思はずこけても傷などもきにせず走った。

 だんだん聞こえる声も大きくなってる。

 そして、声のするところまでたどり着いた。

 そこは金色のまぶしい光を放っていた。

 そこに手を伸ばすと意識がだんだん薄らいでいった・・・。


「nえ・・・おklとぇ・・・」


 あの暗闇できた声がする。


「ねえ。起きてってば!!」


 ああ、今の言葉を聞いて今さっきのは夢だったのだとわかると今までの孤独感や恐怖感がなくなったのを感じた。


「あ!起きたんだね!!」


 耳元で女性の声が聞こえた。

 しかし、不思議におもった。なにせ、自分は一人暮らしで聞いたことがないこえだったからだ。

 そこで不思議に思い相手の顔を見ようと目を開いて見ようとしたところ目の前が真っ暗で何も見えなかった。まるで、夢の真っ暗の場所のようだった。


「起き上がったらだめだよ!傷口がまだ完璧にうまってないから。」

と、女性の声がまた聞こえた。だが、そんな声も聴いている暇もなかった。なにせ、あの恐怖心が体中を駆け巡った。

「落ち着いて。私が傍にいるから。」


 しかし、前と違ったのはずっと女性の声が聞こえてくるのが少しの希望だった。そして、長い間、精神的に参っていたが女性の声を聴いているうちにだんだん冷静になることができた。だが、女性の声がたまに聞こえなくなるとまたあの恐怖心がまた蘇ってしまう。

 少し時間が経って来るうちに少しずつ自分の状況を確認しようと、傷口とは何のことだと体中を触りながら確認したが、それらしい傷口は見つけることはできなかった。どこにあるのかわからず頭を抱えるとき、きずいた・・・いや、きずいてしまった。人には必ず2つあるはずの目が無いということを・・・

 だが、思ったよりも絶望感はなかった。なぜなら、女性の声が聞こえないことに比べれば眼が無いことなど些細の問題にしか思えなかった。

 そして、女性と会話することができた。

 自分がどうしてこのような状態になっているのか、ここはどこなのか、彼女は誰なのか

などなどいろんなことを聞いたが、結局あまり内容が頭に入ってこなかった。それよりもひさびさに誰かと会話ができることができる感動やあの暗闇の中で聞いた声を聴けることができるという幸福感は何にも変えることができなかった。たとえ、会話の中で自分がくりぬいたんだと嬉しそうに話している彼女の内容さえも・・・

 しかし、たとえ、会話を聞いていたとしても彼女との会話を第一に考えている者にとっては些細な問題なのかもしれないが・・・



   「ふふふ・・・もう、逃がさないから・・・」



              了

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