SideA 愛国正義の階級制度05

 セントガルド王国の王都コアは堅牢な城壁で囲まれている。そして城壁の東西南北に存在する大門に併設する形でそびえ立つ砦。王都やその近隣に住む人族ヒューマンレイスからは"四方城塞"と呼ばれ、王都防衛の要として知られている。


 そのうち、トリニティ大聖堂から最も近くに位置するのが西の城塞砦となる。そして、そこに向かって屋根上を渡り移動する二人の人影。


「ふと思ったんだがさすがに門番重兵ガドナーの拠点までついてくるか? あいつ」

「うーん、もうそろそろ"西の城塞"だけど、着いてきてくれないかなぁ。追いかけるのはめんどくさいし」


 並んで走るシーアとカグラは互いに顔を合わせたのち、そっと後ろへと視線を向ける。少し離れた建物の上で二人を追いかけ建物間を飛んでいる最中の大きな影。


「ねえ、あれって人族ヒューマンレイスじゃないわよね?」

「そうだな」

竜人族ドラゴレイスでも獣人族ビーズレイスでも、いえ、もうこの大陸に存在する七種族すべてとも違うわよね?」

「そうだな」

「あれ……希源種オリジンワンよね?」

「そうだな」

「なのに……なんで巡回騎兵クルーラー戒律等兵プライア門番重兵ガドナーみたいな姿をしているのかな」

「……何か希源種オリジンワンに恨まれるような心当たりは?」

「あるわけないでしょ!」


 カグラは不満げに大声で文句を言うと足を止める。それを見てシーアも立ち止まり、目の前で移動を続ける希源種オリジンワンを目で追う。


「どうやら真っすぐ城塞まではついてきてくれないみたいね」

「でも見ろ、奴は城壁のほうに向かっている。いや、あれは……誘っているな、私たちを」


 敵は体こそ城壁へと向かい移動しているが、その兜はなお二人へと向けられている。「ついてこい」と訴えるように顎を城壁に向けくいくいっと何度も動かすのを見てシーアは上等だと口の端を吊り上げる。それを見たカグラが大きくため息をつく。


「あんた本当に戦闘狂よね」

「むぅ……なによ唐突に」

「あんなやばそうなのとやりあおうってのに何で笑ってるのよ」

「そうねぇ……これが私の仕事みたいなものだし、結構やりがいもあるのよ?」

「やりがい?」

「ふふ、その辺は秘密だ。というかお前、仕事しないからそもそも仕事のやりがいを話してもわからないんじゃないのか?」

「な、し、失礼ね! 私だってやりがいはあるわよ! お給与で甘いものいっぱい買えるし、リーブラの街の宿舎近くにも美味しいお菓子の店がたーっくさんあるんだから」

「……お前はほんと菓子屋にでも転職したほうがいいんじゃないか?」

「嫌よ! "私たちみたい"なのは戒律等兵プライアぐらいしか受け入れ先はないじゃない。それに……」

「それに?」

「ふふ、ここから先は秘密。あなたにはわからない大人の秘密があるのよ、お・と・な・の」


 カグラは口の前に指を立て、いたずらっぽく微笑んだ。お返しをくらったと察したシーアは口を尖らせ、むすっとした表情のままペースを上げた。その離れていく背を見てカグラもペースを上げていく。


「あなただって似たようなものじゃない。人族ヒューマンレイスなんて大っ嫌いなはずなのに……どうして来ないのよ、馬鹿……」


 カグラの不満は決してシーアの耳には届かない小さな呟きであった。だが、その台詞、そして込められた願いはまっすぐと彼女の背に向けられていた。


* * * * * *


 城壁上の通路からはすでに戦闘を物語る怒号や金属音が響いている。重鎧ヘビーアーマーを着込んだ門番重兵ガドナーたちは手にした剣を振り回し、突然の来訪者を取り押さえようと躍起になっている。それを嘲るかのようにかく乱してまわる直剣ロングソードを手にした襲撃者。


「あれ? ちっちゃくなってない?」

「そうだな。あれは出会ってすぐの姿……何かこだわりでもあるのかもしれないな」

「こだわり? 何よそれ」


 城壁近くの建物の屋根上で門番重兵ガドナーと襲撃者の戦闘を眺めるシーアとカグラ。カグラは琥珀糖の塊を1つ瓶から取り出し、口に入れて喜びに悶える。それを見て先ほど舌を襲った強烈な甘みを思い出したのか、少しうんざりした様子のシーア。


「クロスに襲いかかったときは今のあの巡回騎兵クルーラーのなりをしていた。だが、途中から奴は戒律等兵プライアのような小柄な姿に変化した。あれは……アリスの十字架ロザリオに刻まれた巡回騎兵クルーラーの紋章を見てからの変化だった」

「そうなの? だとしたらまあ悪さしてるのが巡回騎兵クルーラーたちの属する聖教のシンボル、聖女様にばれてまずいと思って引っ込んだとか?」

「理由はどうあれ、巡回騎兵クルーラーの姿のまま同組織の者を手にかけることを避けたのかもしれないな」

「うーん、そういえばさっきのおっきな姿、門番重兵ガドナーの姿は私が戒律等兵プライアだと知って変化したものだったわね」


 シーアはすっと目を閉じ、考えを巡らせる。視界を閉ざしたことで聴覚が研ぎ澄まされ、遠く、城壁上で戦う門番重兵ガドナーたちの声が聞こえる。そして、すぐ近くからはバリバリと硬いものを噛み砕く音。


「ねえ、もう行かないの? このままじゃ琥珀糖全部食べちゃう勢いなんですけど?」

「お前……その激甘なのを全部って嘘だろ……というか人が考えことをしている横でバリボリと五月蠅いだろう」

「わかったわよ静かに舐めるわよ」

「いや、お前も糖分の過剰摂取はやめて少しは知恵を貸せ」

「なによう」

「お前も言った通り、あの希源種オリジンワンは相手によって姿を変えている。一見すると相手に有利な戦闘スタイルなのかとも思ったが少なくともあの重鎧ヘビーアーマーを纏う門番重兵ガドナー相手なら極大剣グレートソードでもないとまともに刃が通らないだろう。だが奴はそれをしない」

「だから自分と同じ組織の姿で戦いたくはないんでしょう」

「そうだな、だが、奴は戒律等兵プライアの姿ではなく巡回騎兵クルーラーの姿をしている」

「それがどうしたのよ」

「最初にクロスに会った時と同じ選択肢だ。奴は門番重兵ガドナーに対しては巡回騎兵クルーラーの姿をしている。それに、屋根上という足場が悪い状況でお前を見た時も巨大な門番重兵ガドナーの姿よりも今の巡回騎兵クルーラーの姿のほうが適しているとは思わないか?」


 そこまで聞いてカグラもピクンと眉をひそめる。


「あいつは同組織を相手取るときに同じ組織の姿を避ける傾向がある……そして、相手の組織ごとに特定の組織で戦う傾向がある……?」

「それが奴の中のルール……いや、因縁や執念。それらに近いものか」

「因縁……?」

「それが奴が存在する起源……奴の能力の起源なのかもしれない」

「あんた……意外に頭使ってたのね」


 がくんと危うく屋根から踏み外しそうになるのを踏ん張りとどまるシーア。冷やかしや冗談といった様子でないまじめな驚きの顔で自身を見るカグラにどんな感情を抱くべきかわからず、とりもあえずの大きなため息をつく。


「ま、まあそろそろ頃合いだろう。私たちも行くぞ、でないと門番重兵ガドナーに死人が出るかもしれないしな」

「はいはーい」 


 軽い返事で頷くカグラを横目にシーアは戦闘中の城壁へと向かう。何やら悲鳴じみた声も聞こえるあたり状況は希源種オリジンワン優勢のようで、シーアの目からみても巡回騎兵クルーラーのすばしっこい戦闘スタイルに鎧ともども動きの重い門番重兵ガドナーたちは翻弄されているようだった。


 城壁に近づくとシーアは懐から鉄の仮面を取り出し装着する。装飾もない白く塗られただけの鉄製の仮面がシーアの顔面をすっぽりと覆う。


「あなた王都だといつもそれつけてるわね」

「知っているだろう、これをつけていたほうが私の対価は軽減されるしなにより……門番重兵ガドナーたちにあまり顔が割れたくない」

「あはは、なんか犯罪者みたいな言い草ね」

「五月蠅い……。ああ、あと今この王都に会議のためあのじいさんも来ているからな。万が一出くわしてもばれないかもしれないしな」


 シーアの懸念にカグラは何のことかと考えたがすぐさま顔が青くなっていく。


「ラグーンのおじじもいるんだっけかそういえば……ねえシーア? 仮面の予備って持ってなーい?」


 猫撫で声のカグラがシーアのほうににこりと微笑む。


戒律等兵プライアの第二位の手伝いというていでいくからそこのところよろしく」

「そこは隠しなさいよあんた。というか、もしかしてこれ私だけ後々なんか問題にならない? 門番重兵ガドナーの拠点に戒律等兵プライアが干渉したとかで」

戒律等兵プライアの第二位様のお手伝いで"やむをえず同行した"というていでいくからそこのところよろしく」

「ニュアンスの違い! ああもうっ! さっさと行く!」


 もうどうにでもなれと城壁を見下ろす形の最後の建物から飛び、戦闘まっただ中の通路に着地するカグラ。そしてそれに続くシーア。


戒律等兵プライア第二位のカグラだ。緊急事態につき手を貸す。まあせいぜい足を引っ張らないことね」


 降り立った黒いフード、そしてカグラが胸元から取り出した懐中時計をかざすと門番重兵ガドナーたちからどよめきの声が上がった。手にした懐中時計というよりもその背面に刻まれた天秤の紋章にどうやら周囲の目は向けられている。


「その時計に紋章……本当に第二位のカグラか!? ど、どうしてこんなところに」

「ふん、"さん"ぐらいつけなさいよ、上位の階級への礼儀がなってないわね門番重兵ガドナーは」


 カグラは呆れるように鼻を鳴らし、直剣ロングソードを手に自身を、そして真っ向から対峙する無言のシーアへと顔を向ける希源種オリジンワンへと目を向ける。


「遅かったな。逃げ出したのかと思ったぞ」

「うるさいなー、あんたがところかまわず暴れそうで迷惑だから道案内してあげたのに、勝手にそれるのが悪いんでしょうが」


 そういってカグラは拳を握りしめる。先ほどのように長く伸びた爪が自身の手のひらに食い込むような独特の握り方で、切り傷から溢れた血が手のひらに広がる。


華流・蛟かりゅう・みずち!」


 カグラの手のひらに溜まっていた血が噴水のように吹き上がったかと思うとそれはまるで触手のようにカグラの手に絡みついていく。まるで手を這う真っ赤な蛇のようにうごめく真っ赤な水流に門番重兵ガドナーたちはそろって息を飲む。


「そ、その術式……華牙血族エルファレナの……ま、まずいぞ! 全員敵から離れろ! 巻き添えを食らうぞ!」


 希源種オリジンワンのそばににじり寄っていた門番重兵ガドナーたちは慌てて散開する。それを見てカグラはにやりと微笑む。


「あはは、それが賢明ね! さあ、覚悟しなさい!」


 カグラが勢いよく手を振り下ろすと絡みついていた紅の水流が勢いよく敵へと伸びていく。それを身をひねることで回避した希源種オリジンワンであったがすぐさまその場を離れるように転がる。それと同時に敵が立っていた場所にうなりをあげて舞い戻る水流。その先端はまるで円盤のように丸く平らになっており、そのふちは刃物のような鋭利さを帯びている。


 それはまるで投擲武器の"チャクラム"。しかもそこに絡みつく水流がその軌道を不規則なものへと変えており、まるで主人の元へと戻るようにカグラのもとへと戻っていく。


 そして敵にとって脅威となるのはその軌道上に残る紅の水流。それはまるで紅い糸のように蠢き、触れるものを切り裂く。


「さあさあ、怪我したくなかったら私の血に触れるんじゃないわよ!」


 再度チャクラムを投擲するカグラ。敵はそれを再度転がるようにして回避し、立ち上がりざまに手にした剣を地面に突き立てる。そして再度行われる三つ足への変身メタモルフォーゼ。はじめてその光景を目の当たりにした門番重兵ガドナーたちはぎょっとした表情でただ立ち尽くしていた。


 軽鎧ライトアーマーを纏う巡回騎兵クルーラーの姿から重鎧ヘビーアーマーに身を包む巨躯へと変身した敵は手にした極大剣グレートソードを下げ、すぐさま地面をたたきつけるように拳を振り下ろす。


「"アースブレイク"」


 敵が叩きつけた地面が勢いよく隆起し、張り巡らせていた紅い糸を断っていく。それだけにとどまらず、地面の隆起はカグラへと向かいまるで大きなモグラが地を這い進むかのように伸びていく。


「うわわっ! 何よそれ!?」


 隆起とともに巻き起こる粉塵がその進路を不明瞭にするが、カグラは真横にステップを繰り返し何とか回避する。


 なおも舞い上がった粉塵で視界は悪く、門番重兵ガドナーたちも辺りを警戒し、剣を構えている。そんな中、無防備ですっと目を閉じ立ち尽くすシーア。


カチンッ


 金属質のものが静かに地面に降ろされたような音にかっとシーアは目を見開き、カグラの姿を探す。


「……竜承ドラゴナイズ


 粉塵の中から聞こえた呟きにそれまで傍観をしていたシーアが急ぎカグラのもとへと駆ける。粉塵にのまれ周囲の警戒に神経を注ぐカグラ。だが突如粉塵を巻き上げ、人ならざる速度で巡回騎兵クルーラーの姿の敵がカグラの懐へと潜り込む。


「な、はやっ!?」


 敵はそのまま腰に差した剣を抜くでもなく、手でカグラの胸元をつかみ、そしてもう片方の手を大きく振りかぶる。カグラが拘束を解こうと自身をつかむ敵の腕を握る。だがそれよりも早く敵の拳がカグラへと襲い掛かる。そして……それよりも早く敵の横腹をシーアの飛び蹴りが襲う。


 その衝撃に敵はカグラを掴む手を放し、素早く受け身をとる。城壁の縁石の上に立ち、まるで何事もなかったかのようにシーアのほうを見つめる襲撃者。


「た、助かったわ」

「油断しすぎだぞ。相手はただの人族ヒューマンレイスではない……あれはまさに化け物、希源種オリジンワンだ」

「そうね、ちょっと糖分不足で頭が回ってなかったわ」

「えぇ……」


 仮面下から響くげんなりとした呟き。だがそこに剣を手に敵が襲い掛かる。それを足元に転がっていた剣を器用に浮かせ、手にしたシーアが受け止める。


戒律等兵プライアでもない。巡回騎兵クルーラーでもない。門番重兵ガドナーでもない……貴様はいったい何者だ」

「そうだな……お前たち希源種オリジンワン専属の狩り人ハンターとでも言っておこうか」


 シーアは敵の剣を押し返すと素早く間合いを詰め、敵の懐に刃を向け突進する。敵はそれを受けるでもなくかわすでもなく、真っ向から"受け入れる"。


 無防備のままシーアの手にした剣に貫かれた敵に門番重兵ガドナーたちだけでなくカグラまでもその興奮から言葉を失う。そんな中、シーアだけが感じた違和感と危機感。


「ちっ!」


 シーアは手にした剣を放しバク転でその場を離れる。それとほぼ同時に敵が繰り出した横薙ぎの一閃が通過する。


「確かに貫いた感触はあったが……ダメージを与えた感覚はなかった」

「なによそれ……あいつ不死身なの? 結構えぐいとこさしてたわよね? あんた」

「普通なら即死とまではいかないまでもあんなに元気よく動けないぐらいの箇所には刺したつもりなんだがな。さすがに一筋縄ではいかないな」


 胸に突き刺さった剣をさして動じる様子もなく抜きとるとそのまま地面に放り投げる。そしてすっとシーアに向かい手にした剣の切っ先を向ける。


「並の剣士ならあれで決着はついていただろうに、気の毒だな」

「普通の剣士じゃないから黙ってあの攻撃を受けたんだろ。見た目の無骨さどおりジョークはうまくないんだな」


 無言のまましばし互いを見つめあう二人……そこにこそこそとシーアへと近づくカグラ。


「決め顔でお話し中悪いんだけど……あれどうやって倒すの? 攻撃きいてないみたいなんだけど」

「そうだな、私が頭脳プレイで時間を稼いでおくからお前も頭脳プレイで倒す術を考えろ」

「何よそれ! それじゃあ私があいつを知的トークで時間稼ぎしておくからあんたが知恵振り絞ってあいつ倒す方法考えなさいよ」

「いやいやそこは第二位のカグラさんにそんな真似させたら悪いですし」

「いえいえそこは一般市民を矢面やおもてに立たせたら悪いですし」


 無言のまましばし互いを睨みあう二人……そこに相手をしてもらえない敵が首を傾げ、すたすたと歩み寄り剣を振り上げる。


「おかしなやつらだ。私を前にそのように落ち着いていられるとはな」


 そういって剣を振り下ろすとシーアとカグラは素早く後ずさりそれをかわす。


「ちょっと! 攻撃するならするで言いなさいよ。今あんたをどう倒すかで悩んでるのに」

「そうだぞ、きっちり倒してやるからちょっと引っ込んでろ」

「本当に……おかしなやつらだ」


 眼前で堂々と作戦タイムを展開中の二人を見て敵以上に辺りの門番重兵ガドナーたちが半ば思考停止気味にぽかんと立ち尽くしている。


「何やら見慣れぬおかしな奴と見慣れたおかしなのがいるな」

「うげっ!」


 背後から聞こえた楽し気な男性の声にシーアとカグラの嫌悪感丸出しの声が応える。カグラが恐る恐る振り返ると他の門番重兵ガドナー同様に重鎧ヘビーアーマーを纏う初老の男性が立っていた。


「あっちゃ~、もたもたしてるからおじじが来ちゃったじゃない」

「あー、いうないうな。見たくない」


 シーアは顔に手を当て、やれやれと首を横に振る。カグラもすぐさま男性から顔を背け、周囲に聞こえるほどに不満混じりのため息をついた。

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