第223話幽霊艦隊
「右に旋回」
「グオ」
パパパパパ!!
軽いマシンガン音が空に響く
「ベレッタ、闇の刻印」
龍桜雫が結構前に渡していた銃、ベレッタに闇の刻印を付与し、引き金を引く
「一つ墜落」
「グオ」
「あと50個以上」
「グオオオ」
何かの起こすつもりのミラに強く捕まる
「グオオオオ!!」
ミラの翼が大きく振るわれる
「グゥ!」
ミラの背から落とされそうなほど、スピードが上がる
「グオオオオオオ!!!」
幽霊艦隊に突っ込み、体を回転させる
ドカン!ドカン!ドカン!
戦闘機が爆発する音だけが耳に入る
「落ちる落ちる!!」
滑り落ちかけたその時、通常飛行にミラが戻る
「あ、危なかった」
「グオォォ」
「すまんよ。主並みに腕力ないんだ」
バババババ!!
「危ない!」
間一髪の所でミラが気づき、避ける
「ミラナイス!」
「・・・」
ミラが一回転する
「ごめん!ごめん!呼び捨てはダメだったな!」
「グオ」
「突撃!!」
「兵列を整えろ!」
バババババババ!!
「急に喋り出したな。ミラさん、闇の刻印付与します」
猛スピードで飛ぶミラに闇の刻印、バフを付与する
「グオオオオ!!」
「雑魚は落とします」
「全軍突撃!」
「銃撃開始!」
両者が真正面からぶつかる
「グオオオ!」
「銃弾!効きません!」
「撃ち続けろ!効くまで撃ち続けろ!」
頑丈すぎる鱗が銃弾を弾き続ける
「いたたた!」
何発か銃弾がフィアへと当たる
「痛い痛い、、我そんな再生できないのにぃ!」
「騎手を狙え!」
「待ってくれよ!ミラさんスピード落として下さい!」
「グオ、オ、オ!」
「無理ぽいですね!」
トップスピードでミラが飛び続ける。一瞬空を見ると艦隊の数は確実に減っている
「神の刻印、俊」
「グオ?!」
「頑張れ!魔力ないなった!」
闇の刻印のバフ量がステータスを2倍上げるのだとしたら
神の刻印のバフ量は20倍、対応したステータスのみしか上げられないが十分
(魔力めっちゃ吸われた。9割魔力吸われた。魔力無くて頭痛い)
「グオグオ」
「・・・全滅させてますやん」
「おまえ雑魚」
「今人型なったら!」
竜形態からドラゴニュート形態になるミラ
海へと落下していくフィア
「うわあああああーーーー!!」
「うるさい。おちつけ、抱っこしてる」
「うわあああ!!生きてるぅ!!」
「・・・・」
背から生えた翼をバサバサと動かしながら、主の元へと帰る
「わ!わわ!」
「うるさい」
「揺らさないで!」
「おまえ重い」
「あなたよりは軽いです!すいません!落とさないで下さい!」
言ったことをすぐ訂正し、謝罪するフィア
「おまえナメに似てる」
「掴む力弱くしてください。肩が痛いです」
「・・・」
災害生物№20幽霊艦隊、竜には勝てず。全滅
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