第101話砂の門番
シャキン!シャキン!
(一瞬で跳ね返ってくるな)
攻撃しても凄い速さで跳ね返ってくる為、一向に攻略の糸口を見つけられないでいた
(シャキンはダメやな。早く攻撃できるけどこっちも避けにくい)
「一点集中」
「砂嵐よ」
第六感が反応し、【一点集中】でとりあえず飛ぶと敵が足元に砂嵐を生成した
「・・・」
「町を飲み込め、国を飲み込め、全てを飲み込め砂嵐よ」
詠唱か何かをすると、砂嵐がどんどんデカくなって行った
(マズイな。【多段ジャンプ】はレベル上がってたとは言え、そこまで板生成できないぞ)
【多段ジャンプ】【立体移動】を駆使しながら、地面を覆いつくしている。砂嵐を回避し続けた
「ほい」
キュイーン!っと音を立てながら空中で、斬撃を飛ばす
ピキ
「ヒビ?」
「貴様!我の体を!」
(若干だけどヒビ入ってるな。プライド高い奴は分かりやすくていいよ)
「・・・」
斬撃を空中で飛ばし続ける
(ここ壁近いから、壁キックで高さ稼げる)
自分の高さまでデカくなった砂嵐を気合と根性で避けながら、攻撃を続けた
(絶対正規方法の攻略じゃない)
「危ない!」
「っチ」
鏡の門番が手を横に振るうと、横に砂嵐が出現した
(横方向に砂嵐はすぐ消えるな)
「・・・」
「!どこに行く気だ!」
ブオン!
こっそりマントの効果で透明化しようとしたが、バレて横砂嵐を相当な数撃たれた
「クッソ硬すぎだろ!」
「早く秘宝を返せ!」
「うるさい!さっさと割れて神の元に帰れ!負けて奪われたって言いながらな!」
パン!パン!パン!
銃弾全てをヘッドショットする
「解放」
「一点集中」
何かを絶対にしてくる予感がしたので、【一点集中】で攻撃力、防御力をあげ、丸まりあたり判定を小さくする
「天を貫け!」
(これ下からや!)
下から砂嵐が来ると分かったが、流石に気づくのに遅れ直撃した
ゴゴゴゴゴゴ!!と神殿の天井に背中からぶつかり続ける
「キューブ鎧」
キューブの物理的な鎧を纏い、なんとか終わるまで耐えようとしたが
(これあかん!減ってる!)
「モンスター」
モンスターを使い、その後反転し天井を殴る
「死ぬ死ぬ死ぬ!」
ゴ!ゴ!ゴリ!
砂嵐の追い込みもあり、みるみる天井に穴が開く
「大事な神殿に何してるんだ!」
門番が砂嵐を強める
「助かる!おら!」
砂嵐を消すのでは無く、強めたことでもっと早く天井を掘り続けた
「よっしゃ抜けた!」
ありえない方法で神殿から脱出すると、砂嵐で上空に打ち上げられた
「ミラ!」
名前を呼んで数十秒後、ミラが頑張って飛んできた
ゴ!
ミラの背に落下する
「大丈夫そうだな。逃げるぞ!急げ!」
「どこに行くつもりだ」
突如周りに巨大な砂嵐が数十個も出現する
(風で引っ張られる)
「しつこいな!さっさと帰れ!」
「秘宝を返せ」
空中戦が始まった
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