第40話森焼き
「ここか」
「ここですね」
森の近くまで歩いてきた
「ここの森は木が高いな」
「そうですね。私も初めて来ましたけど相当高いですね。電柱よりも高い」
(こいつ背負ったまま戦えるかな。最悪振り落とすか)
森の中に入った行った
(思ったより暗いな)
木の葉が思ったより、密集してるのか少し暗かった
(曇り始めたんかな?)
「主なんか小さい奴がいる」
セレスが指を刺している所を見ると狼がいた
「あれは狼やね」
「狼!」じゅる
「ウイルスとか大丈夫なんですか?」
「人食ってるけど問題ないから、大丈夫なんじゃない?」
「お腹強そうですもんね」
「主襲っていい?」
(うーん狼って確か集団行動するよな。5,6匹にボコされそうやな)
「一応回りを見ろ。確か狼って集団行動するはずや」
「分かった」
少しの間周りを確認し、一匹しかいないことを確認したのちに狼に襲い掛かった
「キャン!」
セレスのレベルが上がりました
セレスが種族スキルを獲得しました
(スキル確認、【美食家】肉を食べる時にその肉の強さに比例して美味さが上がる。強い奴の肉がよりおいしくなるってことでいいんかな?戦闘には関係なさそう)
「主これ食っていいか?」
セレスは狼の死体をぺシぺシ叩いている
「いいぞ」
「わーい」
「狼の生肉で食べるんですね」
「焼けないからな」
「焼きましょうか?」
「火持ってるん?」
「あなたに上げたマジックボールに火球が入ってるですよ」
「使い方は」
「持って念じるだけです」
「火球」
手のサイズの火の塊がボールから放たれた
バチバチ
「おお。凄いな」
「・・これ森燃えません?」
「まずいな」
その後セレスが食っていた狼の血をかけたら、消えるかと思ったが
そんなことはなく火はどんどん燃え広がった
「うーん逃げるか」
「逃げましょう。ここを狩場にしてる。プレイヤーとかには申し訳ないですけど」
「狼、、」
「いつまで落ち込んでるんだ逃げるぞ。このままいたら煙で死ぬ」
「早く背負って貰えますか?」
「はいはい」
降ろしていた奴を背負い、森から脱出しようと走り始めた
(モンスターに会っても戦えないな)
背負ってることによるハンデと、燃え死ぬ可能性があるためモンスターを見かけても
全て無視し全速力で走り続けた
「セレス付いてきてるか!」
「おるよ!」
「右から狼来てます!!」
「マジックボール渡すから撃て!」
「燃えますけど!」
「どうせ燃えてるんやちょっと火増えたぐらいじゃ変わらん!」
アイテムボックスからマジックボールを頭の上らへんに出した
「取れました!撃ちます!」
「はよ撃て!」
ボッシュ―と火が打ち出される音が聞こえる
「あ、レベル上がった」
(外見えた!)
「なんか森燃えてる!」
「誰か来てるぞ!」
(カメラ?記者か?)
「話しかけられても無視してください」
小さい声で耳打ちされる
(迷惑で有名なんかな?)
「そこの人と取材いいですか?」
「・・・」
ガン無視して走り抜けて行った
「ちょちょ足早い!」
「あれゴブリンマントじゃないか?」
記者が何かを話しているのを無視してガンガン走った
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