第34話骨砕き
平原を走っていると、段々と草木が無くなって行き、スケルトンが見えた辺りでは
もう周辺は荒野のような場所になっていた
「セレス出てこい」
「何?」出てきたセレスは周辺を見回すと「草ないなってる」
「荒野だな。1時間ぐらい走っただけでここまで変わるとは思ってなかったが、というか戦うからさっさと出てこい」
セレスは嫌そうな顔をしながらリュックから出てきた
「スケルトンを倒すぞ。あそこにいる奴や」
「美味しくなさそう」
「倒した後骨でも噛んでおけ」
「えぇ~」
「プレイヤーは喰ってもいいけど、先に自分に教えろよ。勝手に襲ったら返り射ちに合うからな」
「分かった」
話も終わったので近くのスケルトンに近づいた
カタカタとスケルトンが歩くたびに音が聞こえる
スケルトンは成人男性の頭が一回り小さくなったぐらいの大きさで、その名の通り骨だけで動いている
このスケルトンは素手だが、武器を持っている個体が遠くの方で見える
「硬さはどんなもんや!」
バキ!
スケルトンを倒しました経験値を45獲得します
頭に【頭蓋骨切断】を使い素手で殴ると一発で壊れた
「スキルあったら余裕やな。セレスこの骨は食えるか?」
倒したスケルトンの腕を持ちセレスは骨を一口舐めた
「美味しい」セレスはそう言うとキャンディーをなめるように骨を舐め始めた
(美味そうやな、、【聖魔法】使ったら食っても大丈夫かね)
「浄化」聖魔法の力の一つの浄化を使って骨を綺麗にした
「主何それ」骨をしゃぶりながらセレスが聞いてくる
「聖魔法、物を浄化できる浄化魔法と武器に聖属性を付与できる付与魔法聖、後相手を拘束できる聖者の鎖が使えるスキルや」
「呪いの短剣に使えるの?」
「使える走ってくる途中で試したら普通に付けれた。効果自体は短くなるけど十分使える」
「鎖は?」
「鎖は使ったら自分も動けなくなるけど相手も動けんくなる」
「へー」バギバギバッキャ!
(うーんやっぱ食うのやめるか。怖いし)
骨を食べようとしたが、さっきまで動いてた骨を食べるのは流石に怖いと思いスケルトン狩りに戻った
スケルトンを倒しました経験値を獲得します
スケルトンの骨を入手しました
(結構倒したな、素材も結構集まったしスケルトンの腕も手に入った、武器として。なんで武器なんやろうな。こん棒として使えるが明らかに耐久値低いんだよな)
かれこれ3時間ほどスケルトンを狩り続けレベルも大幅に上がり20レべほどになっていた
「主―デカいスケルトンまた来たー」
「はいはいー」
セレスが粛清モブがまた出てきたと知らせてくれた
カタカタカタとデカいスケルトンがこちらに走ってくる
「ほい」
【聖魔法】【頭蓋骨切断】【スマッシュ】でスケルトンの頭を殴ると
バッチン!
突然変異怨念のスケルトンを倒しました経験値を450獲得します
称号を入手しました
称号『ボーンキラー』
称号『骨砕き』
突然変異怨念のスケルトンが装備品スケルトンの腕を落としました
「また腕か」
5体目の変異種を倒したがもう持っているスケルトンの腕が落ちた
(移動しよかな、ここら辺プレイヤーもいないし、セレスに戦い方教えたりレベルも上がったが上がりにくくなってきたしなエリアボスも見当たらねぇし、移動するか。)
移動をする前に今何時かを確認した
(もうそろそろ飯食わないとな、一旦ログアウトするか)
「セレス―こっち来い―」
「分かったー」
セレスを一応近くに呼び出しログアウトした
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