第32話宝物庫
(眩しいな)
宝物庫は解呪をした場所と同じ色だったが、どこから出てるか分からない光で眩しかった
(光強くない?めっちゃ眩しいねんけど)
眩しさを我慢しながら、何があるか目を回すとあるものに目を惹かれた
(これや)
見た瞬間その物に目が釘付けになり、直感がこれを選べと囁いてきた
その物に近づき触ると、にゅるっという効果音が聞こえる動きでブレスレットに染み込んだ
神聖なるブレスレットが、アルカトのブレスレットに変わりました効果が増幅します
(青色なった。効果は呪いを抑えることができるやな、前の効果確認してないから何が変わったか分からんな、悪魔倒した時のスキルとかも確認しとくか。【悪魔切り】は種族特化の奴で【女神の鉄槌】はなんや、クルータイムが長いけど神聖を纏った攻撃を出せるんか、射出するって書いてるから魔法攻撃かね、角の装備に効果はなんやろ、うん?分類武器なん?、、効果は装備中全ての攻撃が暗黒を纏う。黒魔術みたいなもんかな?見た目あれやから大事な時の使おう)
色々考えながら宝物庫を出た
「おお帰られましたか」
「はい。これ貰いました」ブレスレットを見せる
「それはなんでしょうか?とてつもない神聖力を感じますが、、」
「?宝物庫にあった奴を触ったらブレスレットに染み込んだんですけど」
「どんな見た目でしたか?」
「どんな見た目?それは、、あれ?」
思い出せなかった
(記憶力はないが、ここまで覚えてないことってあるか?全然思い出せねぇ。待てよ)
「ここで信仰してる。女神の名前ってなんですか?」
司教が不思議そうな顔をしながら答えてくれた
「?治癒の女神アルカト様です」
「分かりましたわ。これ女神様からもらいました」
「ほ、本当ですか!」
司教は凄く驚いていた
「アルカトのブレスレットって名前に変わってたんで、女神像回ってくれたお礼ですかね」
「・・・・女神様が下さった物ならばもう一つ宝物庫から貰って頂きたい」
司教は深く考えた後に、宝物庫からもう一つ物をくれると言ってくれた
「いいんですか?」
「はい。それは女神様から貰った物であって私たちがあげた物ではないのでお礼とは言えない」
「それはありがたいですね。宝物庫で自分に合ってる物とかってありますかね」
「・・一緒に入って選びましょうか?」
聖女が提案をしてくれた
「二人以上入れるんだ」
「人数制限はないですね」
「私達がいたら遠慮するかも知れなかったので」
司教がそう説明する
「全然大丈夫ですよ」
「そうですか。では選ばせて頂きますね」
宝物庫にまた足を踏み入れ自分に合うものを選んで貰った
聖魔法のスキル本を入手しました
「使用」
聖魔法を使えるようになりました
(これで回復魔法とか使えるな)
「本当にそれでよろしいんですか?」
「はい」
「聖剣とかもありますよ」
聖女が聖剣を手におすすめしてくれる
「呪いの短剣と相性悪そうなんで。後スキル本使ったんで、もう受け取れません」
「そうですか、、」
聖女はしょぼーんとしながら聖剣を定位置に戻しに行った
「司教さん。ここら辺で強い敵っていますかね」
「聖魔法の試しですか?」
「それもありますけど、冒険したくて」
「そうですか。それなら東門を通り真っすぐ行った、先にスケルトンが大量にいる場所がありますね。そこではエリアボスという他のスケルトンとは、格段に強いスケルトンがいると聞きましたね」
「それは楽しみですね。行って見ます」
「出発するとしても完全に日が出るまで待った方がよいですよ。夜のスケルトンは強さが数倍上がりますので」
「そういえばまだ夜中でしたね。聖女様は寝なくて大丈夫なんですか?」
「聖女様は毎日明け方に起きるので問題ないですよ」
(いまいち嚙み合ってないな)
「今って何時ですか?」
「今は、朝方の5時ですね」
司教が腕時計を見ながらそう答えた
「日って何時ぐらいに出るんですか?」
「今は5時30分ぐらいでもう出てますね」
「へー」(ゲーム内の季節冬かな?時間も若干違うし)
雑談をしながら宝物庫を出て神殿からも出て称号店に向かった
「修復がんばってねーまた来ますねー」
「いつでも来てください」
聖女と司教に見送られながら神殿から称号店へと歩きだした
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