第29話襲来

「せ、成功しました」


聖女が成功したと言っているが強い光を目に受けたせいで目が一時的に開けなかった


「これは、、聖女もう一度解呪を」


「はい」


「クライさんも手伝って下さい」


「分かりました」


(何が起こってるんや?まだ目パチパチするんやけど)


まぶたを閉じているが何回か光っているのが分かった


(連続で解呪してるな。めっちゃこの武器強くなるか、解呪されるかどっちやろな)


「これは、、失敗ですね」


「聖女様でも無理となるとこの街では解呪できないですね」


「すいません」


「あのなんも見えないんですよ今」


「え?」


「光が眩しくて、」


「目を開けていますけど、、」


「まだ目自体はパチパチしてて見えてないですね」


「主よこの者を癒して下さい」司教がこちらに向かって、神聖魔法を撃つと視界が戻った


「あ戻った」


短剣を見ると禍々しい黒色に変わっていた


「呪い強くなってないですか?」


「そうですね」


「色合いはこっちの方が好みですけど、怖いな~」


「呪いを防げる装備品で防げるか分かりませんがお渡ししますね」


神聖のブレスレットを入手しました


「本当にごめんなさい」聖女が頭を下げて謝ってきた


「?いいですよ別に」


何故か謝られているとドッカーン!!と爆音と共に建物そのものが揺れた


「女神像の所が揺れましたね」


「そうですね」


(揺れの原因かな)


「!?」横を見ると聖女が驚いてあわあわしていた


「大丈夫ですか。聖女様?」


「だ、大丈夫です」聖女の手は少し震えている


「敵ですかね?」


「分かりません行くしかないですね」


「同行します」女騎士と司教が早足で部屋から出て行った


「・・・」


「・・・・」


「ついて行きます?」


ドゴーン!!とまたもや建物が爆音と共に揺れた


(これ敵やな)


「聖女様行きますよ」


「はい!」


女神像の所がどこかは分からないが、音がした方に走って行った


(ブレスレットは先に装備しといて、なんかいるな)


「弱い弱い。これが聖騎士の力か?」


「気をつけて下さい!」


悪魔?らしき生物が攻撃すると女騎士は華麗に避けた


「ほお。なかなかすばしっこいな」


「聖なる光よ!」


司教がそう言うと悪魔の上から光が落ちた


「ぐおお」


「まだ生きてます気を抜かないでください」


「今のはなかなか効いたぞ。肩こりが治るぐらいにはな」


「言ってくれますね」


司教と女騎士が戦っていて悪魔はこっちには意識を向けていなかった


「聖女様。あれって悪魔ですか?」


「は、はい。下級の中位ですね」


「それはどういった強さですか?」


「悪魔は階級が分かれていて下級、中級、上級などがあってその中で一番下で下級の中で真ん中ぐらいの強さを持っている奴を中位と言っています」


「悪魔に呪いって効きますか?」


「の、呪いですか?呪いの種類と悪魔の種類に寄りますね、、毒みたいなものなので、、」


(切って見ないと分からないな)


「セレス出てこい」リュックを降ろしながらセレスを呼ぶ


「なんだ主」


「こ、この子は?」


「自分の仲間ですね。セレスこの子を守れ」


「分かった」


「聖女様はリュック持っといてください」


「は、はい」聖女は困惑しながらリュックを持った


「じゃあ戦ってきますね」


「え!え、っと頑張って下さい」


「はい」


「主がんばれー」


二人の声援を受けながら悪魔に戦いを挑んだ


背後から

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