第14話スキル生成
森に向かう為に平原を走っている最中に忘れていたことを思い出した
(あ、スキル作らな)
ネットで強いスキルの作りを見た為自分も作って見たくなり作る予定を立てていた
(確かレア度の高いアイテム、スキルを素材にすれば強いスキルが出る確率が上がるんやっけな)
スキル生成画面を開いた
(使わん奴をぶち込むか)
【短剣使い】1
【ムチ使い】1
【必殺の一撃】1
【変異切り】1
を素材にスキル生成をします
使わないと思う。スキルを入れてスキルを作った
(ムチ使いなくても行けるかな?まあ大丈夫だろ)
スキルを入手しました。命名して下さい
(そういやなんも指定してないな。何ができたんやろか。効果は身体能力を一時的に爆発的に上げ効果中HP、MPを爆発的に回復させつづけます効果が切れた場合体に激痛が蝕みます効果時間1分クールタイム5分)
あまりにも効果が強い為2度ほど効果を読み直した
(えぇ強くない?激痛が蝕むはどれぐらいか分からんけどデメリット気にしなかったら最強やんボスいたらつかお)
強いスキルを手に入れウキウキになりながら森に走った
(お、ゴブリンいるやん)
森の入り口にゴブリンがいた
(短剣使ってみるか)
短剣を使ったことがあまりなかった為ゴブリンを練習台にしようと短剣を出した
(突進して刺すか)
スキルbダッシュで走りながら、ある程度のスピードが出た辺りでbダッシュのデメリットで、仕舞われた短剣を再度取り出しゴブリンに狙いを定めた
「ぐぎゃ!ぎゃぎゃぎゃ」
ゴブリンがこちらを見つけて威嚇のような鳴き声を上げ始めた
「よいしょ!」
「ぐっぎゃー!」
スピードを最大限乗せたままゴブリンの胸を刺した
「ダッシュ」
ドン!
短剣を刺したままダッシュを発動し、ゴブリンの後ろに合った木にゴブリンを叩きつけた
(ゴブリン死んじゃった)
ゴブリンを倒しました経験値を10獲得します
称号を入手しました
称号『通り魔』を入手しました
ゴブリンの石斧を入手しました
(称号ゲットしたか、あ!そうや装備品装備してないわ)
ゴブリンを倒したことで、粛清モブが落とした首飾りと的当ての景品の指輪を、つけ忘れてることに気づいた
(装備完了、設定も色々変えるかこのさい)
設定で経験値を初回以外表示しないようにし、フレンド通話もできるようにした
(毎回経験値表示されるの邪魔やったから消せてよかった。フレンド通話は許可しないとできないんやな)
思うぬ称号を入手したが予定は変えずに遺跡に向かった
ガサガサ、、バッキ
(誰か戦ってる音するな)
「こいつめっちゃ強い!」
「だから逃げようって言ったじゃない!」
「喧嘩してないで敵見てください!」
「う、うぅぅ」
「ぐっぎゃー!」
「危ない!」
(4人組が粛清モブと戦ってるんやん)
九朗少年、麻衣ちゃん、岩田君、千香ちゃんの4人組が粛清モブと戦っている
(苦戦してるな助けるか?でもな~戦利品取れないかも知れないしな~うーん)
パーティーを組まないと、戦利品は倒した人の者になるため、自分が倒せないかも知れないのに助ける必要はあるのかを少しばかり考えた
(まあ助けるか。欲しい戦利品出たら交渉してもらおう)
そこらへんに落ちてある。そこそこ大き目な石を拾いスキル【猿の投げ技】と【スマッシュ】を発動し粛清モブの頭を狙って投げた
メキメキメキとゴブリンの頭に石が食い込むように当たった
(痛そうやな)
「ぐあぁぁ」
粛清モブは突然強い攻撃が来た為少々混乱している
「お兄「お兄さん!!」
九朗少年の声を遮るほどの、大きな声を上げた千香ちゃんが走ってきた
「こっちに来るな!敵見てくれ!」
ハッとした千香ちゃんは急いで九朗少年たちの所に戻った
(ここから石投げまくるか)
【猿の投げ技】のクールタイムは30秒でMP消費はなし。この場で猿の投げ技でちくちくダメージを与えれば余裕で勝てると思っていた
2発ほど投げた辺りで粛清モブがこちらに走ってきた
(こっちにヘイト向いたやんけ!)
急いでムチと石斧を取り出そうとした時
(さっき作ったスキルの出番?)
作ったスキルを試せると思い短剣と石斧を取り出しスキルに命名した
「命名覚醒」
スキル命名を完了しました
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