第6話

「そう言えば髪の毛洗ってないよね?」


「それじゃあ、洗ってあげる」


「ごしごし、ごしごし痒い所ある?」


「ここ?じゃあ、念入りに洗うね」


「ごしごし、ごしごし」


「昔はお従兄ちゃん、僕の髪の毛を洗ってくれてたよね」


「温泉は色々懐かしい事がいっぱい。今度は海やプールに行きたいな」


「え?今度連れて行ってくれるの?ありがとう!」




「良し!全身綺麗に洗い流したね。

どうするお従兄ちゃん?温泉に入ってから上がる?入らないで上がる?」


「分かった。お従兄ちゃんは入ってて、僕は先に部屋に行くから」


「ゆっくりして良いからね」

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