微妙に男の子ぽい従妹と。

第1話

「お邪魔するよ、お従兄ちゃん」


「え?何でて、もう話聞いて無いの?僕のパパ達と、お従兄ちゃんのパパ達で旅行に行くから、一緒にお従兄ちゃんの家で留守番をしてって言われたでしょ?」


「そうだった。って、本当お従兄ちゃんって忘れっぽいよね」


「別に良いけどー。」


「僕の事どうでも良かったのかな?」


「え?いや、何でも無いよ」


「それより、お腹すいたー。お従兄ちゃん一緒に何か作らない?」


「僕だって女の子、お料理の勉強だってしてるし、お手伝いだって、してるんだから」


「じゃあ、お従兄ちゃん何作る?」


「ハンバーグね、それじゃあ、レッツクッキング!」




「先ずは手を洗って、ごしごしっと。はい綺麗!」


「お従兄ちゃんの手も綺麗だね!」


「え?ハンバーグって、どうやって作るの?ってお従兄ちゃん知らないで、作ろうとしてたの?」


「僕が居るから、任せようとしてたの?もう!お従兄ちゃん、僕は起こってるよ!一緒に楽しく作ろ!」


「分かったなら、良いけど。じゃあ、そんなお従兄ちゃんの為に、作りながら手順を教えてあげるね!」


「先ず、玉ねぎをみじん切りにします。

そしたら、油を引いて温めたフライパンに、玉ねぎを入れて飴色になるまで炒めます。

炒めた、玉ねぎは一旦冷まして置く。

冷めたら、ひき肉とパン粉と牛乳と卵を入れて、かき混ぜる。」


「上手?えへへ、勉強した甲斐があったかな?

そしたら、かき混ぜたものを、少し取って平たい楕円形の形にします。

この時に、真ん中を少し凹ますと、良いらしいよ。」


「もぉー!感心してないで、お従兄ちゃん手伝ってよ!」




「全部ハンバーグの形にしたら、焼きの工程に入ろう」


「え?焼きは任せたぞ。って、お従兄ちゃん!も、やらなきゃダメでしょ?」


「分かったなら、よろしい!」


「先ず、フライパンに油を薄く引いて、温めて置く。

それで、温まったらタネを入れて、焼き目がつくまで焼く。焼き目がついたら、ひっくり返し、同じく焼き目がつくまで、焼いて完成!」


「お従兄ちゃん、褒めすぎだよ~

後、ソースも作らないとね、ソースはケチャップとソースとお酒を少し入れて、混ぜれば完成」


「それじゃあ、お皿に盛って食べよ!」

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