第6話
―――その日の昼間。
「良し、集まったわね!」
「うん。でも、眠い」
私が、あの後、家に帰ったのは3時。
その後は、パジャマに着替えて、寝た。
だけど、眠れないのか、眠る必要がないのか、分からないが、シロネがうるさくて余り、眠れていない。
「それじゃあ、行きましょ!」
私達は、団地の方に向かう。
「猫いっぱい居るわね」
団地には、猫が20匹程、居た。
「うん、クチュン」
「何?アンタ、もしかして、猫アレルギー?」
「実はそうなんだ」
私は、鼻をかみながら、答える。
「そうなら、先に言いなさいよね。そこの、ベンチで休んでなさいよ、寝不足見たいだし。情報集めは、化け猫がするから」
「我しか、普通の猫と意思疏通出来ないのは分かるが、全部任せるのは、良くないと思うぞ?」
「分かった、お願いね!」
私は、シロネの言葉に甘え休む事にした。
「それじゃあ、話し聞いてご覧なさいよ!」
「そうにゃね、おい!そこの、三毛猫」
猫様は、一番近くに寝ていた、三毛猫に偉そうに、話しかける。
『ニャ?にゃんだ?』
「聞きたい事があるんだが」
『は?知らんにゃ、あばよ!』
三毛猫は、感じ悪く返事をして、去って行った。
「感じ悪いにゃね!」
「そりゃ、アンタ、もっと仕立てに出ないと、駄目よ!」
シロネは、猫様をビシッと叩いて、アドバイス?をした。
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