女神様からスキルを貰って転生した俺、【プロフィール透視】【スキル強奪】【コラ画像生成】の3つで無双する〜今世の俺をいじめてた奴らへの復讐、転生した俺が代わりにやらせていただきます〜

如月ちょこ

転生したら日本だった件。………はぁぁ!!!日本!?

第1話 女神様からスキルを貰った。


「―――窓際族って、最強なんだぞ?」






 _______





「だぁ!!今日もつかれたぁ!残業やべぇ!」


 俺の人生を一言で表すなら、社畜。社畜の中の社畜だ。


 サービス残業なんていう名のやりがい搾取なんて当たり前。


 まだやりがい搾取だったらいいが、こんな残業だらけの仕事にやりがいなんてあるわけもなく。


 最近はなあなあと辞める勇気もなく流されてここまできている。


 ―――辞める勇気がないんじゃなくて、辞めてもどうせ今みたいにだろうっていう諦めと、そもそも再就職ができないからなんだが。


 就職氷河期なんてくそくらえだ。本当に。そのせいでこんな職場に入ることになって。


 残業、残業、また残業。出会いなんてあるわけもなく。


 37歳、なんと彼女いた事なし、もちろん童貞のキモヲタです!


 自分磨きだってやってみたことないし、やったとてキモくなることは目に見えてるからな。もう諦めてんだ。


 そして、今日だって一人で家に帰って、その途中でコンビニ飯を買って。


 いつもと変わらねぇ面白くない毎日を過ごしていたのに、こんな夜遅くに一人で歩いていた少女を見つけた。


 けどその少女。髪の毛はボサボサで。生気がないように見えて、今にも倒れそう。


 そう思っていたら、道路の方に体が傾いて。


「危ない!!!」


 そう叫んで少女のことを助けに行った。


 まぁそしたら案の定車にひかれて。しかも、少女のことは助けられなかった。


 頭から血を流し、腕は折れ。もう俺は死んでしまうだろう。けど、そんな時に。


《拓海さん?拓海さん?生きたいですか?》


 ―――なにこの声。上から聞こえるけど。あ、女神様じゃね?女の人の声だし。


《拓海さん?早く答えてください。死んでしまいますよ?》


 俺は―――どうしたい?生きたいのか?こんな人生を。まだやり残したことはあるか?


 ―――あぁ。童貞卒業してねぇや。けど、それだけ。他にはなにもない。


 じゃあ別にいいな。


 けど、なーんかこのまま死ぬのは癪だよなぁ…?


「なぁ、女神様。俺は、生きたいよ。ただし、。」


 すると神様はすこーしだけ驚いたような顔をして。


《わかりました。異世界、信じてる人っていたんですね。では、異世界に転生していただきましょう。》


 ―――え?異世界!?異世界って、あの?スキルとか使い放題のやつ!?


「女神様。異世界って、スキルとか使えるやつだよな?」


《えぇ。そうでした。スキル、渡してあげないといけませんね。このままでしたら何も持たずに異世界行きになるところでした。気づいて良かったですね?》


「じゃあ、異世界だからって何でも使えるわけじゃあないのか。」


《えぇそうですね。どのスキルにしますか?5個まで選べます、残りは転生したあとに条件満たせば使えるようになるはずです。……転生した先でもともと持ってるスキルがあるかもですが。》


 と言って女神様が見せてきたのはスキルの一覧表。ん?なになに…?




[1 もう一度異世界転生できる。 ただし連れていけるのは3人まで]

[2 【プロフィール透視】。人に隠していることまで。ただし、稀にいる『転生者』につかっても効果はない。]

[3 炎魔法。持続時間は10分。ただし、3分のクールタイムがあり、『水魔法』を使う人には効かない]

[4 水魔法。持続時間は10分。ただし、3分のクールタイムがあり、『草魔法』を使う人には効かない]

[5 草魔法(物理)。面白いことを言うわけではなく、普通の草原を作り、人へ攻撃する。持続時間は10分。ただし、3分のクールタイムがあり、『炎魔法』を使う人には効かない]

[6 【スキル強奪】 人々のスキルを奪える。ただし、相手を完全に屈服させ(一時的で可)自分の配下に置いたときのみ。取得制限はない]

[7 彼女を確実に一人作れる。それも、自分にベタ惚れの。もちろんアハンなことやウフンなこともできる]

[8 闇魔法。持続時間は15分。ただし、3分のクールタイムがあり、使用中は厨二病になってしまい、『光魔法』を使う人には効かない]

[9 光魔法。持続時間は15分。ただし、3分のクールタイムがあり、使用中は自分が一番かっこいいと思い込んでしまう。所謂『陽キャ』になる。そして、『闇魔法』を使う人には効かない]

[10 コラ画像生成。プロフィール透視と組み合わせると強い。転生予定の世界線にはAIがないため、偽造を心配されるおそれもない。自分が思い描いた通りの写真、画像を生成できる。]



 ………ふむふむ。とりあえず1はいらねぇなぁ…?他のスキルあれば環境クソでもなんとかなりそうだし。


 んで、2。うーん、『転生者』というのが気になるが、プロフィール見れるってことは嫌いなやつ潰せるってことだもんなぁ…?いいね、採用!


 3、4、5、8、9は……うん。いらね。そもそも効かない奴がいるって時点で弱えし、そもそもこんなん異世界行ったらどうにかなりそうじゃね?知らんけど。


 6。これやばくね?まじで強いと思うんだが。2と組み合わせて脅してやればいいってこと…?うん!どう考えても不採用にする理由がないな。完璧!採用!


 7は…?アハンウフンできるってことだよなぁ…?な、?そうだよな?ついに童貞卒業ってことだよな!?良し!採用!!


 あと!10!これさ、フェイクでいろいろ作れるってことだよな!?面白そう!採用!!


「決めたぞ!2、6、7、10……それと一応1も貰おうか。」


《わかりました。では、どうぞ転生生活をお楽しみください。》


 そう言われると同時に、俺の周りは明るい光に包まれ、次に目を開けたときには転生が完了していたのだった…。


 ――――え?いやいや。なんでいきなり町中に落とされてるの?こういうのって普通家の中で目を覚まして、すべての記憶がある!とかじゃねぇの?


 ってかここ既視感あるんだけど…?え?もしかして、というかもしかしなくてもだが……


 



 ――は!?ここ日本じゃねぇか!異世界、どこ行ったんだよ!?







 _______







 こんにちは。新作でございます。よろしくお願いします。


 このお話は主人公君がしっかり強いので。特にもう少しすればざまぁが待ってますので。


 この先もよろしくお願いします。

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