五日、何時か、いつから心は奪われて

はなやいだ

いつも変わらぬ

花笑はなえみで

ねじれたこの身

がれとろける



訳→清廉せいれんとした優しい人は明るい日向に咲く花のようにいつも微笑むから、腐るのを待つように捻れて不貞腐ふてくされる日陰の生き方の自身には眩しすぎて焦がれるばかりだ。わかっているのにまた求めて日向の人を見ては蕩けてしまう。

「いつも明るく優しく微笑む君に、ひねくれた性格の私はただ焦がれるばかりで、それでもほだされてしまいそうなのですよ」

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