積乱雲
夏の
夏恐るるは 衝動で
好まる夏は 甘美であった
水面を映し出し
心を弾ませる
下駄の音が鳴り響く
人々は空を見ても
眩しいだけで 美しさに気づかない
紺碧の空と積乱雲
これほど美しいものがあっただろうか
否なかったという訳ではない
唯もしかしたら二度と見れない光景かもしれない
頭上で輝く積乱雲は
人々に気づかれるのを待ちわびている
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