ソルティドッグ

島ハブ

第1話



 女連れの客も、まったくいない訳ではなかった。

 大抵の場合、若い男が仲の良い女友達と連れだってやってくる。カップルでやってくる客は稀だが、その分、女の方が好奇心旺盛なことが多い。

 入ってきた女にそういった感じはなかった。どこか不安げで、腕を絡ませている男が帰ろうと言えば喜んで踵を返しただろう。ボーイが飛んでいって、店の状況を説明し始めた。

 店を開けたばかりで客は少なかったが、キャストもまだあまり出勤していなかった。年度明けで辞めていった子が数人いて補充が効かなかったのだ。今空いているのは私と、隣室に控えている二十歳のハルだけだった。

 私は皿にスナック菓子とポテトを載せ、端の方にケチャップとマヨネーズを一捻り絞った。手の空いていたボーイが受け取り、テーブルへと運んでいく。盛り付けはキャストの仕事ではなかったが、長年勤めているとこういう作業も自然とやるようになってくる。私はマニキュアをしないので、気兼ねなく手が洗えるというのもあった。


「サナさん、四番テーブルお願いします」


 先程のカップルが座っている席だった。私はちょっと笑いながら、呼び掛けてきたボーイを見た。キリヤという、四つ年下の青年だ。


「私だけ?ハルちゃんも空いてるけど」


 キリヤが苦笑いしながら肩を竦めた。

 カップルは男が二十後半、女は二十五といったところだろう。こういう時、女より若いキャストはできるだけ付けないようにしていた。不和の原因になることが多いのだ。

 私だけ付けるのは年増と言われているに等しいが、今さら気にはならなかった。年長組なのは事実だ。それに、申し訳なさげにしているボーイをからかうことが嫌いではなかった。

 指先を丁寧に洗ってから、ドレスの胸元を少し閉めた。黒のタイトワンピースにギンガムのジャケット、靴はローヒールパンプスだ。元々身長は百七十を超えていて、ハイヒールを履くと大半の男を見下ろすことになってしまう。


「サナです。いらっしゃいませ」


 暗い室内で一瞬、男の目が光ったように見えた。頭頂から爪先までゆっくりと視線が走る。その検分がスカートの裾部分でしばらく滞留した。

 脚の長さとミニのタイトスカートが合わさって、僅かな動きでも下着が見えそうに感じるらしい。そういった目を向けられることも計算しての衣装ではあるが、恋人連れの男がするにはあまりに自制心に欠けた目付きだった。

 男の対面へ腰を下ろした。隣になった女へ軽く頭を下げながらハンカチを太股へ掛ける。女が困ったように男を見た。


「サナちゃん、背高いね。いくつ?」


 男はそれを無視して続けた。女がなにか言いかけて、口を噤んだ。


「百七十三あって、ヒールも履いてますから」

「そりゃ高い訳だ。歳は?」

「二十八」


 男がまた、値踏みするように目を細めた。

 二つ、サバを読んでいた。同僚との兼ね合いからそうなったのだ。三十歳を自称してるキャストが二人いるが、本当はそれぞれ三十三と四だった。私が三十歳を名乗ると並んだ時におかしな具合になる。


「お名前、伺ってもいいですか?」

「タケヒロ。そっちはマイ」


 マイがぺこりとお辞儀をした。

 近くで見ると、予想よりも幼かった。大学を卒業したばかりの新社会人、という感じだ。タケヒロはやはり二十後半だろう。

 まだ右も左もわからない女の子が会社の、押しの強い先輩に迫られコロっとやられてしまう。よくある話だ。


「彼女さん、ですよね?」

「そうだけど、気にしなくていいよ。こういう遊びにも理解があるからさ。灰皿いい?」


 灰皿を置いてからライターを取り出すと、タケヒロが首を振ってポケットに手を突っ込んだ。ジッポ。


「安物のライターで火を着けられると煙草が不味いんだよね。まともな物を使わないと」


 タケヒロは笑って、なにか飲んでいいよ、と告げた。私は一礼してから注文を訊き、一旦カウンターへ戻った。


「どうですか?あのお客さん」

「良くないね。ハルちゃんは付けなくて正解だよ」

「サナさんと同じテーブルに付きたかったって裏でぶーたれてますよ。今月厳しいのもありそうですけど」

「今度奢ってあげるから大人しくしてな、って言っといて」

「了解です。飲み物は?」

「ジン・トニック。私がやるからスナック適当に選んでてくれる?」


 菓子類の棚へ手を伸ばすキリヤを横目に、私は材料をタンブラーに注ぎ軽くステアした。

 場末のキャバクラに来るような客で味にうるさい人間はいない。そう思っても、マドラーを握る時はいつも意識を集中させた。ステアしすぎると味わいがくずおれて腑抜けた感じになるのだ。それが嫌いだった。

 拘っているつもりはなかった。それでも気に入ってくれる常連が何人かいて、作り方を教えてほしいなどと言われたりする。


「サナさん、できましたよ」

「ありがと」


 スナック菓子の詰め込まれたバスケットと飲み物をトレイに載せて席に戻ると、マイがぎこちなく微笑んだ。言い合いでもしていた雰囲気だ。気付かない振りをしながら配膳し、またマイの隣に座った。


「お仕事、何をされてるんですか?」


 タケヒロが鼻を膨らませた。


「システム屋。色んなとこに呼ばれてはシステムを更新したり導入したり」

「今日はこの辺りで?」

「○○病院でね。あそこは前から俺の担当なんだよ」

「ああ、あの病院には何度かお世話になりましたよ」

「へえ。じゃあ俺のお世話になったようなもんだ」


 タケヒロが得意気に笑いながらグラスを呷る。私は曖昧に笑い返してマイの方へ水を向けた。


「同じ職場、ですよね?」

「え?あ、はい」

「じゃあマイさんも病院の仕事で?」

「ええっと」

「マイはまだなにもできないよ。俺の後ろ付いてただけ」

「新人さんなんですね」

「そう。おかげで俺は指導しながら作業もして、って訳。いやぁ疲れたよ」


 そこからは言葉が次々に飛び出してきた。仕事先の不備、上司への鬱憤、待遇の不満に同僚への嫌悪。アルコールには強くないようで、一杯の酒でも潤滑油には充分だったらしい。

 よく回る舌に相槌を打っていればいいだけの、客としてはかなり楽な部類だった。重たげに顔を伏せているマイが隣にいなければの話だ。露骨に名前を出したりはしないが、マイの不手際で仕事が滞ったという内容の愚痴をタケヒロは既に三度繰り返していた。


「ジン・トニック、飲みませんか?」


 ようやく息を入れたタケヒロがトイレに立ったのを見計らって、私はマイに声をかけた。ポテトを数本食べたきり、何も手を付けていない。


「私が作ったんです。と言っても、材料を入れてかき混ぜるだけですけど」

「あ、っと、すいません。頂きます」


 慌ててマイがグラスを握り、一気に流し込んだ。ステアしてすぐのジン・トニックなら、噎せかえったことだろう。もう炭酸は抜けてしまったようだ。


「あの、美味しいです」

「職場で知り合ったんですか?」

「え?」

「タケヒロさん」

「あ、いえ。大学の先輩で。その、付き合い始めたのは就職してからですけど」


 私はちょっと年齢を勘案した。留年や浪人が必ずしも怠惰という訳ではないが、タケヒロの振る舞いからは他の理由があるようには思えない。そして、遊びに精を出す人間はしばしば魅力的に映るものだ。


「今、何ヵ月なんですか?」

「二ヶ月です」


 それならば新年度早々に交際を始めたということになる。

 職場に慣れず悪戦苦闘している時に学生時代からの先輩が手を貸してくれる。反省会として飲みに行くこともあっただろう。仲が深まって当然だが、入社一ヶ月以内で交際とは気の急いた話だ。


「先輩、大学の頃から私のこと良いと思ってたらしくて」


 言い訳をするように、マイがそう続けた。

 愛嬌のある目尻に整ったスタイル、柔らかな雰囲気とメリハリの効いた体型は相当男受けした筈だが、あまり経験はなさそうだ。少なくとも男を見る目は養われていないだろう。

 酒が多少は回ったのか、マイはぽつりぽつりと喋りだした。主に自分が困ったことと、それをタケヒロが解決してくれた時の話だ。

 かなりの美化と現実逃避が混じっていそうだったが、私は何も言わなかった。誰にだって初めてはある。つまらない男に熱を上げた経験ぐらいあって当然だろう。失敗を糧にして、次かその次辺りで良い男を見極めればいいのだ。

 私とマイが打ち解けた頃、タケヒロがトイレから戻ってきた。


「お、なになに?盛り上がってるじゃん。俺にも聞かせてよ」

「ダメですよ。女同士の話ですから」

「そんなこと言わずにさ。ほら、言って言って」

「お断りします。ね?」


 私はおどけながら、マイに寄りかかるようにして腰に手を回した。

 はっきりと、マイの身体が跳ねた。膝先がテーブルに当たり、一瞬持ち上げた。スナック菓子が散らばる。マイが身体を丸め、それから自分に驚いたような表情で私に目を向けた。苦痛と恐怖の色が目尻に浮かんでいた。


「す、すいませんっ。私っ」

「大丈夫ですよ。気にしないで」


 タケヒロがバツが悪そうに横を向いた。マイは俯いている。私はスナック菓子を拾い集め、ボーイを呼んだ。二人は言葉を発さなかった。

 結局、最後まで微妙な雰囲気が続いた。延長を断ったタケヒロ達に、私はスマホを差し出した。


「連絡先、交換しませんか?」

「いや、そういうのは」

「営業などはしませんから。混雑具合が気になる時にでも使ってもらえれば」


 タケヒロが曖昧な表情をしたままスマホを出した。私は手早く連絡先を登録し、それからマイにもスマホを向けた。マイはちょっと驚いたようだが、流されるままにスマホを取り出した。

 グラス類をトレイに載せ、テーブルを拭く。片付け終えたところで他のキャストが出勤してきた。これでしばらくは手が空きそうだ。

 私は奥に引っ込み、腰に抱きついてきたハルを適当にあしらってから、ボーイの一人を探して声をかけた。


「キリヤ君、ライター貸してくれない?明日まで」

「いいですけど、忘れたんですか?」

「ジッポに用があってね。私、ダンヒルしか持ってないから」

「そういうことなら」


 キリヤがポケットから取り出したジッポを、私は試しもせずに懐に入れた。火を点けたくて借りた訳ではないから、オイル切れでも構いはしない。


「恋愛って失敗するものよね」

「まさか、失恋でもしたんですか?」

「だとしたらどうする?」

「慰めてほしいならお相手しますよ」


 カウンターに入っていたハルがすごい勢いで振り向き、キリヤを睨み付けた。どうにも、懐きすぎた小動物のようなところがある。キリヤが苦笑した。


「慰めてくれる子はもういるみたいですね」

「もし失恋したらハルちゃんに泣きついてみようかな」

「喜ぶと思いますよ。もっとも、サナさんに限ってそんな機会はなさそうですが」

「あるよ、失恋ぐらい。ただ、そう悪くない失敗だったな」


 言ってから、私は怯えるように俯くマイを思い浮かべた。

 マイは失敗するだろう。いや、既に失敗しているといっていい。私の推測が合っていれば、かなり悪い形でだ。


「面倒なこと考えてますね」

「わかる?」

「サナさんらしい、とも思いますよ。僕は好きですね」


 キリヤが笑いながら私の肩を叩いた。いよいよ腹に据えかねたという顔で、ハルが駆け戻ってきた。





 昼は喫茶店で夜はバー、という店だった。待ち合わせには都合が良く、アフターに誘われた際などはよく利用する。

 カウンターとほどよく離された三人掛けのテーブル席がいくつかある店内は、喫茶店の照明を薄暗くしただけにも見える。アイスコーヒーを一杯だけ注文して、私は待った。既に日付は変わっている。まばらな客には興奮の残像と疲労が色濃く滲んでいた。イヤホンをして目を閉じている老人や、カクテルを舐めながらことあるごとに入口に目を向ける中年女性がいた。二、三人ほど余力のありそうな客がいて、そこだけは歓楽街の華やかさを切り取って再現しているかのようだ。

 私は手の中でジッポを軽く弄んだ。夜の街にはどんな人間もいる。客を呼び出すキャバ嬢だって、いてもおかしくはないだろう。


「マイさん、こっち」


 姿を見せた待ち人へ、私は小さく手を振って呼び掛けた。


「ごめんね、呼び出しちゃって。タケヒロさんに連絡すべきではあったんだけど、営業はしないと言った手前掛け辛くて。男の人って営業の電話だと思うと取らない人も多いし」

「いえ、気にしないでください。それで、忘れ物って」

「テーブルの下にこれが落ちててね。タケヒロさんの物じゃないかと思うんだけど」


 握っていたジッポをテーブルに置いた。マイがしばらく検分してから首を振った。


「違うと思います。タケヒロさんのはもっとこう、使い込まれている感じで」


 タケヒロのものはユーズド系という、ヴィンテージ風のジッポだった。キリヤのジッポはシンプルのダマスクである。くすんだ感じが似ていないこともないが、多少知っている者ならばすぐにわかるぐらいの違いだ。それでも私は、口に手を当てて驚いてみせた。


「これは、とんだ迷惑になっちゃったかな。ごめんなさい、一杯奢らせて」

「そんな、私は別に」

「いいのよ。痛い思いもさせちゃったし」


 私は手を挙げてマスターを呼び、ソルティドッグを注文した。ここのマスターはスノースタイルが上手い。ソルティドッグを作らせると一級品で、なぜ喫茶店をやっているのかと疑問に思うほどだった。

 マイは口を結び、顔を俯かせていた。


「脇腹だけ?」

「それは」

「ドメスティックバイオレンスか。あの反応だと、肩と背中にも痛みがあるね」


 キャバクラでの反応は、急に触れられて驚いた、などという可愛いものではなかった。苦痛に対しての反射。それをマイは隠そうとし、タケヒロは気付かない振りをしたのだ。そんなことをする理由など、何通りもあるものでもない。


「その、私が悪いんです。職場で足を引っ張っちゃって、タケヒロさんの負担に」

「そう。そう言うなら、きっと貴女が悪いのね。興味はないけど」

「え?」

「ここのマスターのソルティドッグが好きでね」


 ちょうど、マスターがトレイを運んでくるところだった。タンブラーグラスが二つ。スノースタイルが鮮やかに決まっている。

 口に運ぶ。グレープフルーツとウォッカの微妙な調和の隙間を、塩が取り持っている。

 機能的な港を吹き抜ける潮風の味。なんとなくそんな気がする。私にはだ。人に依っては別の味に感じるだろう。

 グラスを傾けしばらく味わっていたマイが、静かに泣き始めた。


「しょっぱかった?」

「はい。とても」

「涙の味だな、きっと」

「かもしれません」


 私はジッポを開け、試しに火を点けてみた。ポツリと小さな火が点いた。マイがきらりと光る瞳でその火を見つめている。


「同僚のライターなの、これ」


 笑いながらそう言うと、またマイの目元に涙が溢れだしてきた。


「箸が転んでも泣く歳か」

「すみません、私」

「いいよ。男にばかり泣かされるのも癪でしょう」


 ソルティドッグをちびりと舐めた。やはり潮風の味がする。人も物も感情も出入りする、有機的な港の潮風。

 マイが泣き止むのを待って、私は席を立った。


「ウチおいで。どうせ手当もしてないんでしょう?軟膏と包帯ぐらいならあるから」

「いいんですか?」

「店で作ったジン・トニックは炭酸が抜けちゃってたから。あれが私のお酒だと思われたままにはしたくない」


 マイがぎこちなく頷いた。ただの口実だと思われたらしい。ほとんど本音だったが、口実と勘違いされても構わなかった。ちゃんとしたジン・トニックを飲んでもらえさえすればいいのだ。どんな感想を持たれたとしても、それはマイ自身だけのことだ。


「別れるべき、なんでしょうか」

「自分で決めれば良いのよ、そんなこと。好きなら付き合い続けてそうじゃないなら別れる。それだけでしょう」


 マイが神妙そうに手を顎に当てた。私はもう、ジン・トニックをステアする時の感覚を思い出そうとしていた。





「まさか本当に治療とお酒だけ出して解散したんじゃないでしょうね?」


 キリヤがとんでもないとばかりに詰めよってきた。私はうんざりとして、その胸元を押し返した。


「他にすることがある?」

「サナさん、そのうち刺されますよ」

「刺されるような謂われはないよ」

「男として言いますがね、刺す側は自分に理由があれば充分なんですよ」

「そういうおじさん臭いところ、どうにかした方が良いよキリヤ君」


 磨いていたグラスを棚に仕舞いながら、私はカクテルベースを確認した。ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ。私個人の好みでブランデーも一本置いてある。ビールや焼酎の類いは厨房の担当がとっくに確認しているだろう。シャンパンはいつも店長が目を皿にして管理している。


「大学の同期にモテるやつがいましたが、今じゃ女から逃げ回って全国津々浦々ですよ。五、六人くらい追ってくるって話です」

「ろくでもないね」

「サナさんが痴情の縺れで、なんてニュース見たくありませんからね、俺は」

「なんで私が」

「サナさんなら十人に追われるってこともあり得ますよ」


 馬鹿馬鹿しくなって私はキリヤを追い払った。フロアの点検を終えたマイが戻ってきて、後ろから抱きついてくる。


「テーブル、大丈夫?」

「ぴかぴかですよ。ゴミもなし。いつでも開けれますっ」


 そう言って、背中にぐりぐりと頭を押し付けてきた。何か作業をこなすと構って貰おうとしてくるところは、やはり子犬染みている。

 キリヤが扉へと向かっていくのが見えた。ドアプレートをオープンへと返しに行ったのだろう。私はハルを連れて待機室へ戻り、馴染み客からの連絡を確認しようとスマホを開いた。


「サナさん、ご指名です」

「私?」


 画面も見ないうちにキリヤが顔を覗かせて、手招きした。ハルが頬を膨らませている。


「刺されないでくださいね」


 神妙そうな顔でそう言うキリヤに釣られて、私はフロアに目をやった。

 マイがいた。白のワンピースに薄いベージュのショール。緊張気味な表情に抑えきれない期待を滲ませながら、腕時計や髪などを確認している。瞳は艶やかに潤み、手には白いバラの花束を持っていた。確認が一段落したのか、今度は細い指先で花弁をいたずらっぽくつつき始めた。タケヒロの姿はどこにもない。マイが一人でやってきて私を指名したのだろう。


「刺されるかな?」

「サナさん次第ですかね」


 キリヤが肩を竦める。ハルがぐるると唸り声をあげた。私は覚悟を決めて、フロアへと歩みを進めた。

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ソルティドッグ 島ハブ @shimahabu

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