迷惑なマナー講師

「そもそも貴方は誰ですか?見ず知らずの他人が僕たちのダンジョン攻略に口出ししないで欲しい。人のやり方に文句を言う貴方の方がマナー違反じゃ無いかな。」

 

 笑顔がそう言うと男が喚いた。

 

「うるさいうるさいうるさい!黙れ黙れ黙れ!このデブが!俺がルールだ!俺がマナーだ!このダンジョンは俺のものだ!俺の言う事を聞かない奴はみんな死んでしまえ!」

 

 そう言って銃を取り出したのですぐさま銃を『分解』する。

 

「なっ!俺の銃が!人の武器を破壊することはマナー違反だ!許さんぞ!殴って殺してやる!」

 

「クリエイション様、コイツの無力化は僕がやります。大人しくしなさい。『麻痺のもや』」

 

「うわっなんだこの煙!うっ、体が動かない!この卑怯者が!毒を人に使うのはマナー違反だ!死ね!」

 

「なんだコイツ…。喋れないぐらいの麻痺毒を受けたのに喋れるとかタフかよ…。それにしてもマナー違反マナー違反うるさい…。」

 

「うるさいだと!?人に対する悪口を言うのは一般的にマナー違反だぞ!クソデブ如きが生意気なんだよ!俺に謝れ!償え!」

 

「クリエイション様。コイツどうしましょう。」

 

「とりあえずギルドに連れて行って引き渡しましょう。この男が難癖つけに絡んできた事ははこの配信で証明できますから。」

 

 そして一回ギルドへと戻りマナーマナーうるさい男を引き渡した。最後まで「俺は悪く無い!」と騒音になるぐらいうるさい声で喚いていた。ギルドと警察に難癖をつけられた時の証拠を提出したのでひとまずは私達が悪いと言う事は無いと証明できただろう。

 

 それに私達の頭の上に罪状が載ってないので正当防衛と判断された様だ。

 

 そしてブームが落ち着くまでダンジョンには入らない事を視聴者に伝えて配信を終わらせてブームが過ぎ去るまでゲーム実況などで時間を潰す事にした。

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