第2話 ダイブ・スタート
ナギに登録されていたゲーム。
概要は聞いたものの、改めて仕様書を読む。
あとホームページの紹介とか・・・・・・。
「ふーむ・・・色々出来すぎるのか」
それがこのゲームの色々を読んだ感想。
なぜレビューは誰1人として内容が被ってないのか。
なぜホームページの紹介の欄が(文字の大きさもあるだろうが)画面いっぱいになってるのか。
まぁ、やってみなきゃわからん。って感じか。
ちなみにVRヘッドギアでも手動コントローラーのどっちでも出来るようだ。
VRヘッドギアでプレイするのはフルダイブ型とも呼ばれ、脳波をヘッドギアに読み込ませることで身体の動作と同じようにゲームができる。
対して手動コントローラーでのプレイはアナログ型なんて呼ばれているが根強いファンもいる。
勿論両方ともデメリットはある。
例えばフルダイブ型だと五感でゲームをするため、実際の身体は動かせなくなる。ログアウトしない限り、身体を動かす脳波をゲームのアバターを動かすことに強制変換されるからだ。
当然、一歩間違えば脳死やそれに近いことになる、というのは様々な見地から騒がれ、様々なセーフティーを設けられて、商品化された。
対してアナログ型はそれほど目立ったデメリットはない。が、長時間身体を使用しすぎるためにいくらかの健康被害は出ている。それにフルダイブ型と違い日常に繋がったままゲームをする事に幾ばくかのストレスを感じるユーザーもいた。
ちなみに俺はどっちもやるがフルダイブが好きだ。
だから、これもフルダイブでやるつもりだし、新しい世界・景色を見てみたいと思う。
「ただ、これってアナログのが有利そうだけど」
Db×wはダンジョンを運営し、かつ攻略するゲーム。
つまりダンジョン攻略中に自分のダンジョンが攻略されるってこともある。
アナログ型ならば攻略画面と防衛画面の二つの画面を表示して注意しておけばいい。
それでもフルダイブの方が人気がある。
つまり、より生ダイレクトに感じられる。
「まぁそろそろやってみるか」
ヘッドギアを装着。ベッドに横になる。
電源をオン。ロックを解除。
「ダイブ・スタート」
音声入力に次いで視線でyesとnoを選択。
意識が闇に沈み、また浮上する。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます