バウムクーヘン

バウムクーヘン

バウムクーヘン　口の水分持っていかれるような恋

心変わり上着のように持てあます着ると暑いし脱ぐと寒いし

競争しようどっちが散るの早いのか今年の桜と私の恋と

君のことやっとどうでもよくなったさよなら執着やっとここまで

トースター焼くとたまらず香ばしいくるみパンのよな人生ほしい

別れてから10年さすがに忘れたい車のナンバー携帯番号

完全に忘れ忘れたことさえ忘れてたそれなのにあなた一体何なの

会いたくはなし連絡などもってのほか　その後の人生映画で見せてよ

溺れてるような毎日だったけど一体何がそんなになんで

融かしたかった私の熱で頑ななガラスで閉じ込めたあなたの心

思い出すだけで吹き出すどうしようもないトラウマは今もフレッシュなまま

それなりに幸せですか私はそうです興味はないだろうけど

世界の終わりみたいな顔して生きていた確かに世界の終わりだったな

あの恋は18歳には重過ぎた重過ぎる恋しかして来れなかった

あの頃の私に何か言えるなら無理無理無理と教えてあげたい

そんなこと言ったってただ同じように苦しむばかりの恋をしている

「大人になったらきっとラクになる」すがった希望は現実になる

今をただこの瞬間を繋いでく今を生きるただ私のために

恋は熱病一瞬だけの間違いみたいなもの

もう今は何でもないのお互いに生きて行こうとただそれだけで