もともとの世界

夜の中にいて

その音色に耳を澄ませ

まだ響いているその間に

次の音を鳴らそうとしていた


あなたの音はずっと消えないんだ

そう気がついた時に

涙が落ちた


この目も心も心臓も

すべて捧げたほうが


誰かひとりでも

涙を流せたら


その先の世界はきっと

もっと響き合えるだろう

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