この世は修羅の国

蒼キるり

この世は修羅の国

わからないならそのままで怒鳴るよりよほどいいよそのままでいてね


歩きたくないから歩いてないわけじゃない歩け見えないとこまで


あの空を指差してなにも見えない癖していつもあるふりしてる


奇跡ねと言うは簡単口だけよ身体使ってなんと表す


いやいやと首振りいつもなし崩す責任むすう人生一度


この世は地獄よ修羅の国ね私の命も身も私のものだ


話し方拙い人が好きでした耳を澄ませる時が愛しく


いつの日か憎いあの人殺すため私は今日も愛を教える


指先の感覚薄い冷えた午後温めてくれる手遠い過去


外れていく私たちの軌跡さえ何も残せない残さないよ


お前から私へくれたもの全部初めての愛で宝物で


君でなくともいいはずだ誰とでも人生は灰色同じ色


去りゆくのは永遠の愛よ熱の名残さえ雪のように消え虚ろ


手は繋がない重ねるだけで十分熱を知って離せなくなる


永遠を教えてくれた君はいま何処に居るのと問いかける空


前世をも手に入れたいと手を伸ばす君は笑うか独占欲を


頼むからと懇願するきみ愛された者だけの特権と知らず


苺大福死んだ人の頬に似てかじれば生が迸って


生きにくい世の中ですね身体中やすりにかけられるような日々


嫌いだけじゃないから諦められず希望打ち砕かれる馬鹿なわたし笑え

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この世は修羅の国 蒼キるり @ruri-aoki

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