筋肉俳句 〜マッチョ・ポエム〜

最高傑作作品

筋肉梅雨や 筋肉集まる 筋肉舎熱気

【季語】

筋肉（あら）梅雨……梅雨の終わり頃、熱帯低気圧（台風）などで、激しく雨が降る様子を表しています。夏の季語。「荒」梅雨が正しい表記。

【筋肉解説】

　さて、今回の俳句を初見で正しく読める方はまずいないでしょう。

「筋肉（あら）梅雨（つゆ）や　筋肉（なかま）集（あつ）まる　筋肉舎（ジム）熱気（ねっき）」と読みます。

　筋肉という言葉は、いろいろな読み方ができる言葉として、あまりにも有名です。筋肉（マッチョ）、筋肉（とも）、筋肉（なかま）、筋肉（からだ）、筋肉（こころ）、筋肉（おとこ）……などなど。そのフレキシブルワード（柔軟性のある言葉）でもある筋肉（ことば）をふんだんに活用してみました。

　外出を躊躇（ためら）うほどの大雨。ややもすると避難勧告が出るかもしれない、そんな状況でも、筋肉（なかま）たちは筋肉舎（ジム）にやってきて筋肉（じぶんじしん）を鍛えるのです。湿気が多いのは、梅雨のせいではなく筋肉（おとこ）たちの筋肉（からだ）から出る熱気（オーラ）のせいでしょう。

　さて今回、過去最高傑作の予感がしますが、娘たちの査定はいかがなものでしょうか。

【娘（姉）の査定】

２４点。才能ナシ。何がフレキシブルワードよ！

【娘（妹）の査定】

５４点。凡人。何言ってんのかマジでわかんない。

【特別審査員（妻）の査定】

５点。才能ナシ。久々にこんなひどい句を見た。

ｼｮﾎﾞｰﾝ(´･ω･`)