言われてみれば確かに

「さて」

(さっきみたいに分身された様子はなかった。これは流石に、、、)

エクレアはそう考えながらも警戒を解くことはない

そして猛吹雪が晴れるとそこには

「、、、いない?」

エレボスはいなかった

(肉体が消し飛んだ?いや、刀剣融合?して魔力が跳ね上がったエレボスならそんなことはありえない)

エクレアはまだエレボスが先ほどの攻撃もどうにか躱したか防いだと考えた

(だけどどうやって、、、いや、まずは今どこに居るかだ。透明化してるのか?)

「八咫鏡!」

(私の鏡は全てを映す!)

エクレアは自身の固有魔法でエレボスを探す

その結果

「っ?!」

エレボスが眼前まで迫っていた

「危っ!」

シュ

エクレアは寸前で躱した

「っ!?マジかよ」

エレボスは躱されたことに驚愕した

「っ?!えぇ?!」

そしてエクレアは

(は?幽霊?!)

エレボスが幽霊になっていることに驚愕した

「は?!何で幽霊になってんの?!」

「いや?!それを何で見れてんだよ?!幽霊だぞ?!」

「私の固有魔法を舐めるな!」

「お互いがお互いの固有魔法で驚愕してるのか、、、まぁ、幽霊に攻撃する手段なんてないだろ?!神聖術式なら攻撃できるだろうが、今回は自分の力だけだからな!」

「っ!」

(確かに幽霊に攻撃する手段は無い!これは、、、勝てない)

エレボスの言う通りエクレアにはエレボスに攻撃する手段が無かった

「っ、、、ん?」

しかし同時に気がついた

「あのさ、、、その刀って相当な業物というか魔剣だよね?それって自分の力なの?」

そう エレボスの爆発的な魔力は妖刀・黒牙によるものだ

「あ!」

自分の力ではない

「こ、これは俺が手に入れているものだから!」

エレボスはそう返すが

「そしたら神聖術式もそうじゃない?」

エクレアにそう返された

「、、、」

エレボスは幽霊化を解くと

ザシュ

切腹した

「、、、いや、今からありにすればよかったんじゃ」

勝ったエクレアは何とも言いづらい顔になるのであった





「ん?」

杖を持った少年はエクレアの家を方角を見る

(霊?生徒会長は何をしてるんだ?ただでさえ悪魔召喚なんてやばいことやってるのに、、、次は死者蘇生か?)

少年の顔がしかめられる

「まぁ、、、俺の知ったことじゃないな。それよりもジャンヌさんだっけ?あの人うまそうなんだよな」

しかしすぐにそう言って笑みを浮かべるのであった


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