プリズン
「はー、、、」
メルトは牢屋の中でため息をついた
(ジャンヌ、、、大丈夫か)
もう数百回考えたことだ
自身の娘の安否をメルトは考えていた
「エレボスがサフランに向かった。あの進行方向ならジャンヌたちの拠点に向かったはず。それじゃなくてもあいつ勇者の覚醒してたからアリアだったかな?そいつらに拾われてるか、、、最悪セラフが盗賊団の命と引き換えにって感じでどうにかなってるだろ」
メルトは大罪司教では2番目に若いがそれでも1000歳を超えている。なので取り乱すようなことは囚われても一応冷静ではあった
(にしても悪魔契約取られらと思ってたが取られなかったな。サタさんにそのこと聞いたら悲しそうな顔だけして教えてくれなかったし、、、なんなんだ?)
ベルフェがジャンヌを捕えようとした話をメルトは知らなかったためここに来てからずっと困惑していた
普段通りの1日 そうメルトは考えていた
だが今日は違った
ドカン!!!!
「は?!」
突如大きく建物が揺れたのだ
「真上からだったぞ?!ここの真上って国立図書館だよな?!」
ベルゼが囚われている というよりこの王立牢獄は何故かわからないが国立図書館の真下にある。というか牢獄に来るには国立図書館の司書室の隠された扉の先にある禁書庫のさらに奥の階段を降りた先にある
(図書館には大体いつもハジメさんが居る!マズイ!)
ベルゼは暇な時は図書館に来ていたのでハジメともある程度顔馴染みだ
「こんなところに襲撃かけて来る奴なんてとんでもなく強いかとんでもない数かのどっちかだ、、、ハジメさん大丈夫なのか?」
そんなことを考えている間も上からは激しい戦闘音が聞こえる
「、、、戦ってる数は1人っぽいがとんでもなく強いな。というかハジメさんか?普通に戦えてるな」
そんなことを考えていると
ドカン!
上ではなく奥から衝撃音が聞こえてきた
「足止め役と潜入役か、、、この下となると俺達も入ることが禁じられた謎の場所か。ついでに俺も助けてくれないかなー」
メルトがそんな妄想を口にすると
「俺の仕事はお前を助けることだよ」
「はっ?!」
自身が囚われている牢屋の前に1人の少年が立っていた それは
「助けに来たぜ!メルト」
「エ、エレボス?!」
エレボスであった
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