答え

コンコンコン

「ん?どうぞー」

扉をノックすれば中からフェルトの返答が聞こえる

「こんばんわ、フェルトさん」

「アリアちゃん!どうしたの?」

「少し聞きたいことがあって、、、今大丈夫ですか?」

アリアがそう聞くと

「ええ。どうした?」

フェルトは椅子の方を指さしてそう言う

「ありがとうございます」




「はい、お茶よ」

「ありがとうございます」

アリアは淹れてもらった紅茶を飲む

「美味しいです!」

(おいしいけどビリアン様のところで飲んだ紅茶に比べると、、、)

アリアがそう考えていると

「アリアちゃんの故郷の紅茶には到底勝てないわ」

フェルトはそう返した

「いや!そんな、、、ことはありますね」

「あそこの紅茶は世界一よ、、、今切らしててね。値段は30倍するのに味は7割ね」

「8割はありますよ」

「そうかな?それで何を聞きたかったのかしら?」

フェルトがそう話を振ると

「、、、フレンちゃんの敵って何ですか?」

アリアはそう聞いた

「、、、」

フェルトは少し驚いた顔をするが

「セラフ、、、それがフレンの敵よ」

「セラフの最強ってフレデリカさんの次は誰なんですか?」

「聖騎士長ボルディア、、、フレデリカの妹ね。2人とも仲は良いわよ」

「仲がいい、、、それにボルディアさんもフレイヤさんとは面識有りましたよね」

アリアは考える

「その次は副団長だね」

「なるほど」

(となると)

アリアは仮定を定め

「ただし団長と副団長は基本的にセラフを出ることはないよ。万が一があるからねいろんな意味で」

「っ!」

る前にフェルトからそう言われる

「実際にフレンが戦うとしたら精々隊長よ」

「隊長、、、隊長クラスってどれくらい強いんですか」

アリアは鋭い目でフェルトに問う

「、、、フレイヤが足以外を地面か壁に叩きつけられるぐらいね」

そしてフェルトは笑みを浮かべてそう言った

「そうですか」

「ええ、、、だから明日からも頑張りましょうね」

「はい!それじゃー、おやすみなさい」

こうしてアリアはフレンの部屋に戻って行った





「想像以上に早く答えを導き出したわね、、、流石アヤカの娘ね。いや、、、孤児院のお姉ちゃんだからか」

アリアが出て行った部屋でフェルトはそう呟く

(そういえばアリアって家事出来るのかしら?アヤカはひどかったからなー。なんで半径100mが消し飛ぶのよホント)

「ただ舌はよかったのよね」

(アリアも紅茶を飲んですぐにわかったしそこは遺伝してるみたいね)

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