親子
「それでさっきの爆発音が」
「ええ。驚かしてしまってごめんなさいね」
メーテリアは笑ってそう言う
「お母様もそうだけどみんないざとなったら暴力に走るのなんなんだ?」
それを聞いてカエデは呆れる
「あのクソ侍のことを考えるとついね、、、娘さんの前であいつの話をするのは流石にだから言わないけど、、、まー、2度と顔合わせたく無いわね」
「「、、、」」
「やっぱりセラフ信者にろくなの居ないな」
エテルはそう呟くのであった
ガチャ
「あ゛ー!酷い目にあった」
そんな中食堂にエクレアが入ってきた
「娘にあんな攻撃するなんて何考えてるのよお母さん」
「カグラだったら腕の一本でも落としてるわよ」
「なわけないでしょ」
エクレアがあきれた様子でそう言い
「流石にそこまでお母様は野蛮では無いですよ」
カエデもそう言う
「あら?そうなのね」
「流石にそこまでヤバい親は居ないでしょうね」
「お母さま流石にそれは」
「平和な親は居ないの?」
エテル・マカロン・アリアはメーテリアの過激な考えにあきれる
「指を切り落としてくるだけだ」
「「、、、」」
「昔は腕切り落としてきたんだけど随分と丸くなったのね」
メーテリアはそう言うのであった
「えっと!私たちはエモクロア共和国ってところに行くんだよね?それってどんなな国なの?」
空気を入れ替えようとアリアがそうカエデに聞く
「自然がとても豊かでエルフの女王、、、フレイヤ・ヱンディーが治める大国よ」
「アーデン魔国も手出しを避けている国ですね」
するとカエデとエテルがそう答えた
「そして私たちフレデリカお姉様とクソ侍の師匠さんですね」
「お母様ってフレイヤさんは嫌ってないよね、、、カグラさんと同じようなことしてるのになんで?」
ふとマカロンが不思議そうにそう聞くと
「、、、喧嘩は同レベルでしか起きないのよ。理論武装でボコボコにされちゃって、、、嫌うというかそう言う感情がもうないのよね。ははぁ」
メーテリアは遠い眼をしてそう言った
「お母さんが口で負けるってどれだけ強いの?」
マカロンは戦々恐々していた
「ヤバいわよあの人は、、、本当に」
するとエクレアがそう呟いた
「あら?エクレア、フレイヤさんに会ったことあるの?」
「うん。クソ母親に連れられてね」
「へー。というかフレデリカお姉様の子とクソ母親と呼ぶのははしたないからやめなさい」
メーテリアはそう言うと
「はしたないって理由なんだ。失礼とかそう言うことじゃ無くて」
エクレアは苦笑いでそう言った
「だって事実じゃない」
「だね」
「「はははは」
なんだかんだ仲のいい親子であった
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