アリア視点

時はアリアとカエデがビリアンの部屋入った時に遡る

「、、、」

(焦げ臭い?何かメモを燃やしたのかな?)

アリアはそう考えた

そして

(私の視覚を過去にあったことを見れるようにすれ書いてあったことが分かるんじゃないかな?)

そう思った

(えーっと、体の時を戻すイメージを時間停止させたあの感覚に合わせて)

「パスト・アイ」




 この紙を見ているということは教皇直属部隊がアリア達の件で来て、俺が相手をすると言ってアリア達を俺の部屋に案内しようとしたら直属部隊が着いてきて紙を燃やさざる負えなくなってその時の焦げた匂いを感じてアリアが過去を見る術式を編み出したんだろう。 

 さて、アリア、、、今すぐカエデちゃんを連れて逃げろ。セラフ神聖国がアリア達の眼に刻まれた刻印を理由に力づくで2人の身柄をえに来るだろう。それなればアリアの人生はろくなことにならない。

 筋書きだがお前が勝手になんか逃げたことにする。敵をだますには味方からっていうことわざがあるからこのことは俺以外知らない。つまりアリア達が逃げたら他の司教や冒険者が血眼で探してくるだろう、、頑張れ

 逃げろと言われてもどこに逃げればという話になるだろう。アリア達が目指すべき場はここから北西にあるこの国の大公爵家であるヘルメス家だ。カエデさんの顔があれば通ることができるだろうしセラフ中央に関しても口利きができるだろう。それに俺ですら恐れるクソ悪魔が居る、、、あ、悪魔と言って本当に悪魔じゃないぞ?まー、悪魔より悪魔だろうが、、、あと、路銀とかを下の地図の場所に埋めてある。お前が埋めていた―って感じで通すから気にしないでくれ。

 最後になるが、、、困ったらいつでも戻って来い。俺みたいクソ野郎でも少しは助けになると思う。

クソ大司教 ビリアンより



「、、、」

(ビリアン様、、、クソ野郎っていう言葉うまく扱えてませんよ?)

そんなことを考えていると

「2人とも、紅茶とケーキ持って来たから食べなさい」

司教が紅茶とケーキを持って部屋に入って来た

「「、、ありがとうございます」」

(確実に監視だよね、、、いや、護衛もあるかなー)

司教の目的を理解しアリアはそう考える

「紅茶、、、これからはみんなが作るのか」

アリアは紅茶を見てそう呟く

(たぶん、それはもうできないだろうけど)

アリアは寂しそうにそう思う

「そうだな、、、そういえば紅茶をここで飲むのは初めてだな」

カエデは紅茶を飲む そして

「あれ?この味、、、エクレアのところで」

その味に覚えがあったようあ

「エクレア?」

アリアがいきなりの知らない名前そう聞くと

「ああ、、、ちょっとした知り合いの家で飲んだ紅茶と同じ味をしていてな。ここの茶葉だったのか」

カエデはそう答えた

「へー、ここの茶葉って卸先は1つだけだし量も少ないから珍しいわね」

司教は驚いた様子でそう言った

「運が良かった」

カエデがそう言った瞬間

(時よ止まれ)

アリアはバランの街の時間を止めた

「さてと」

アリアはカエデを抱えると

「それじゃー、、、みんなをお願いします」

そう司教に行って

ガチャ

窓を開けて飛び降りた

(解除)

コトッ

「え?」

カエデは外に居た

「は?え?」

そしていきなりの状況に困惑していた

「カエデちゃん!何も言わずに着いてきて!」

そんなカエデをアリアは手を引っ張って走らせた

「ちょ!何考えてるの?!」

「ビリアン様の指示!逃げろって」

「え?いつの間に?」

カエデは手を引かれるままにアリアについて行くのであった

「まずどこに行くの?」

「孤児院近くの森!あそこにビリアン様が用意してくれたお金とかが埋まってるって!」

カエデの問いにアリアはそう答えた

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