覚醒

「さて」

女はレイピアを構える

「どけぇぇぇ!」

レラジェは半狂乱で女に襲い掛かる

ハンティングウイップけ」

鞭槍が女に襲い掛かる

「はっ!」

ガキン

それを女は弾き飛ばした

「ヘル・アリス・ストライク」

そしてお返しとばかりに

ドカン!!!

「がぁぁぁ!」

横腹を吹き飛ばした

「っ!」

(炎の砲撃?!炎は熱量が上がると白くなる、、、それでほぼ透明までもっていったのか?!)

カエデは女のやった技に驚愕する

「というか?!」

(レラジェの魔力量は5000万越えまで跳ね上がってるのにこの人、、、)

「魔力量6500万?魔解や霊解、、、神聖術式の奥義っていわれてる神聖解放も使ってる様子はないのに、、、どうなって」

女の魔力量自体もおかしいがそれを素で出していることに驚愕する

「何者なの?」

カエデは目の前の女の正体に困惑する

「はー、ちょっとした休暇のつもりで来たのにこんな面倒ごとに巻き込まれるなんてね」

女はこの状況にため息をついている

しかし

「でも、こんな罪人を潰せるなんてある意味運が良かったかもね、、、憤怒の鉄槌ならる断罪の鉄槌事件だな。僕の評価も上がるだろうし、、、これで少しはあいつより私の方が優秀だと認めてくれると良いんだけど」

この状況になにか希望を持っているようだ

「ってことで、、、もう潰すか。ジャッジメント・ドリームエンド!」

ドカン!!!

魔法砲がレラジェに命中する

「なんて威力なんだ」

そのあまりの威力にカエデは開いた口が塞がらない

「、、、芯を外したか」

しかし女はそう呟いた

「がぁぁぁ、、、」

「っ!生きてる?!」

レラジェは生きていた

「あ、あれを食らって生きてるってどんだけ化け物化したんだ?!」

「それもあるだろうけど権能だね、、、千里鑑定眼。あの人の劣化版だな。まー、元がすごすぎて劣化版の千里鑑定眼でもやばいんだけど」

女は懐かしいという感情とめんどくさいという感情がこもった声でそう言う

「まー、次で終わりだね」

レラジェはもうボロボロだ もう一度今の技が決まれば確実に死ぬだろう

「ジャッジメント・ド

そしてトドメを刺そうとしたその瞬間

ゾクッ!!

「「っ!!」」

カエデと女の後ろからとんでもない気配を感じた

いや魔力や殺気は女やレラジェに比べれば優しいものだ しかし絶対的な何かを感じるのである

そしてその出どころは

「アリア?」

アリアからであった

「この気配は、、、まさか」

女はアリアから発せられる気配に心当たりがあるようだ

「っ、、、」

「アリア」

アリアが口から声を漏らす 

「みんなを助けるんだ」

そして立ち上がったアリアの眼には

「花の紋章?」

花の紋章が刻まれていた

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