第19話 あやかし専用アプリ
猫将軍が、あやかし用に
凪咲は『
猫足の魔法ステッキ
猫耳カチューシャ
猫デザインの
猫Tシャツ
ハロウィン用の猫仮装グッズ
クリスマス用のオーナメント
サンタ猫グッズ……。
などの販売グッズが載っていた……。
「すっげー。この商品、本当は販売しないニセモノ商品かな? 何気に猫グッズが欲しいんだけど……」
快斗は目を輝かせて猫将軍に言った。
「ゴホンッ。いえ、ニセモノではございません。ちゃんと販売しております。
「へえ――。その宅配って……まあいいや。あやかしも人間社会に溶け込んで生活しているんだな」
快斗は目を丸くする。
「はい。みなさん人間社会に混じって働いております。ただ霊力が弱まると人に
「じゅぐ?」
「ええ、凪咲殿、一般販売とは別に、密偵用に必要なグッズを載せました。ここに入る場合は指紋を登録してください」
「はい」
凪咲は
すると登録完了音が「ミャオン」と鳴ったので、凪咲と猫将軍と赤坂兄妹は携帯をのぞく。
「ゴホンッ。するとですね、一般の人にはたどり着けない、秘密の
「えっ⁉ でもこの縄は一万円もしてるよ‼ わたしお小遣いもらってないから買えないんだけど……」
凪咲は困惑した。
「それは困りましたね。
「通貨がユーレって……まるで
快斗が笑いそうになった。
猫将軍はあやかしスマホを触ったが、肉球が邪魔をして上手く液晶画面をタップすることができず、人型に変化しているノアムに頼んだ。
「ゴホンッ。お待たせしました。
「本当ですか! ありがとうございます」
凪咲はホッとして笑顔になる。
「しかしながら、一般販売している猫グッズはご自分で買ってくださいにゃ。ただ今、『
猫将軍が
「あっはっは。さすが商売上手! ちゃっかりしているぜ。俺は毎月おこづかいもらっているし、高かったらお年玉で買うぜ」
快斗は親指を立てて、
「では、
猫将軍とモブ猫又たちは一列にズラッと並んで敬礼した。
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