花音はくノ一修行中?
内藤 まさのり
第1話 我が家の普通(?)の朝の風景
「おはよ…」
眠たい目をこすりながら階段を下りた私は、台所で朝食の準備をする母に朝の
「おはよう。今ハムエッグ焼いてるから先に顔を洗ってらっしゃい。」
「はーい…」
私は立ち上がると洗面台に向かった。鏡を見ながら「フワーッ」
「おはよう、
警戒しながら
「
「そりゃそうだ。お前は〝
「私は
「何を言う。我が
「とにかく忍者になんて興味ないわ。小さい時から忍術の
父さんを“キッ”と睨むと私は勢いよく顔を洗い始めた。
リビングに戻るとパンが焼けるいい匂いが部屋中に充満していた。弟の
「おはよう、
「ンぐ…おはよう
朝の挨拶を交わしてトースターを覗くと、中のトーストがこんがりといい焼き色になっていた。私はトースターのスイッチを切るとにトーストを取り出した。
「今日は陸上部とソフトボール部どっちの練習に出るの?お
私は箸でハムエッグを皿から
「私はね、エンゼルスの大谷翔平のように、陸上とソフトボールの二刀流で有名になるの!今日も練習は両方!!」
私はハムエッグにケチャップをかけるとそれをケチャップがこぼれないようにトーストを丸めるとかぶりついた。すかさず
「こら!その食べ方止めなさい!
「あのね、
私は
「そんなに急いで食べると体に良くない!」
またいつもの
「まぁまぁお
「お父さん、子供の前で変な事言わないで。それを言うなら〝
「あれ、そうだっけ?」
私は朝から両親のゆるい
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