第3話 2人との合流と構成
光が収まると、気づけば噴水の前に居た。
視界の左上に【フーリア】と表示されていることから、ここが始まりの町であることが分かる。まずはランダムにしたスキルを確認してみることにする。
メニューを開くと、例の液晶板が出てきて、文字が表示された。
【スキル】
▶〖弓術〗
▶〖短剣術〗
▶〖隠密〗
▶〖
▶〖土属性魔法〗
え?【スキル】だけ見ること出来たのか…まあてりあえず、これは割と良いのかな?
説明を見ないと分からない。〖弓術〗と〖短剣術〗もあんま見ないで取ったしついでに説明見ようかな。
▷〖弓術〗
「
弓を使う時に-補正が掛からない。
弓を使うスキルを扱える。」
▷〖短剣術〗
「
短剣を使う時に-補正が掛からない。
短剣を使うスキルを扱える。」
▷〖隠密〗
「
使うとヘイトが1段階下がる。
攻撃時にヘイトが上がりにくい。」
▷〖
「
攻撃時に使う事でDEXに100%の補正を与える。1度攻撃すると解除される。」
▷〖土属性魔法〗
「
土属性に分類される魔法を扱える。
使用者次第でどのような形にもなる。」
〖弓術〗と〖短剣術〗めっちゃ大事じゃん!これ無いと-補正入るの?説明見る限り熟練度の説明と一緒に考えると+補正入るようになるのかな?
一旦気を取り直して…
〖隠密〗は結構大事だと思う。弓を使う後衛なら狙われない方が良いし。
〖
〖土属性魔法〗これは使い方次第かな?
自分に合った使い方を出来るかどうか...
取り敢えず2人と合流したいな。
チャットで呼べるかな?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『m1lia』「キャラメイク終わった。今は町の噴水前に居る。」
『xree』「こっちも終わってる。『lalia』は終わってるかな?」
『Ialia』「終わったよー。私も噴水前に居るよー。」
『xree』「私も居る。じゃあ皆容姿は?」
『m1lia』「髪を白くしただけ。」
『Ialia』「私は大剣持ってベンチに座ってるよー。」
『xree』「把握した。因みに私はローブを着てる。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そこでチャットを終わる。
皆ここに居るみたいだし、探そうかな。
そう考えていると、
「居た居た、『m1lia』!」
そう話しかけてくる人物が居た。
ローブを羽織り杖を持つツリ目の女性、
黒い長髪に青いメッシュが入ったその姿は私の友達、『xree』だった。
そしてその後ろの大剣を持った人物、
一般的な女性よりも少し低い背に、何処か眠そうな目、そして黒い髪をポニーテールにしている彼女は『lalia』だ。
そこで『xree』が話し始める。
「3人揃ったね。じゃあチュートリアルがあるみたいだから、それを初めよっか。」
「はーい。」
「おっけー!」
「じゃあ、メニューからチュートリアルをスタートするよ。」
液晶板を出して『xree』の言う通りに操作する。すると液晶板の文字が変わった。
【システムメッセージ】
「チュートリアルが選択された為、これからチュートリアルを開始します。
パーティーを組んでチュートリアルをする際には、そのプレイヤーに向けて、パーティーを組む意思を伝えて下さい。
▷〖決定〗◁」
パーティーを組むかどうかね…
「パーティーは組む?」
恐らく同じ文を見た『xree』が聞いてくる。それに私は、
「折角だし組もっか?」
「私も賛成ー」
そういうと『lalia』も賛成してくれた。
所で意思を伝えるってどうすれば良いのかな?普通に言葉で伝えるのかな?
試しに伝えてみることにする。
「パーティー申請。」
【システムメッセージ】
「プレイヤー名『lalia』、『xree』の2名にパーティー申請を送りました。」
「こんな一言でパーティー申請出来るんだ、対処は思い浮かべた相手だけに送られるのかな?」
「うん。取り敢えずパーティー申請を受理したからー、おっけーしといたよー。」
「私もしたよ。」
「じゃあパーティーリーダー私になってるから『xree』に渡すね。」
「はいはい。じゃあチュートリアル始めるよ。」
そうして『xree』が手元の液晶板を操作すると、自分の液晶板の文字が変わった。
【システムメッセージ】
「パーティーリーダー『xree』が、
チュートリアルを開始します。
【パーティー】
▶パーティー名「 」
▶リーダー『xree』
▶メンバー『m1lia』
▶メンバー『lalia』
このパーティーで開始しますか?
▷〖準備〗◁」
「二人共、準備を押してくれる?」
「おっけー。押したよ。」
「準備完了ー。」
「じゃあ、チュートリアルスタート。」
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