スタンド・バイ・パンツ 〜80s🍓柄はずかしエピソード集〜

西 喜理英

ラブレター・フロム・自分(前編)

※今回、顔文字使ってかつ、関西弁で書きます。




 それは忘れもしない中1の頃やった。


 新年を迎えようとしていた暮れ。


 当時の私は、同じマンションに住むひとつ年上のイケメンにざっくりフラレ、それを引きずりながらも、また同じマンションに住む同級生の女子、仁島さん(仮名)に想いを寄せるようになっとってん。



 暮れの深夜に、年賀状書いていると……。

_φ( ̄ー ̄ )



 ふと……思った。


 嗚呼っ、仁島から年賀状きたら、どんだけ嬉しいやろか!

*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



 ――そこで迷案が!


( ̄+ー ̄)✧︎ピキューン!


 ぼくが仁島になったつもりで、ぼく宛に年賀状書けば!!

 憧れの仁島から年賀状が届く事になるんや!!

(*-`ω´-)9✧︎



 ……仁島さんから年賀状貰いたかったら、お前が出せや!

 したら、年賀状のお返しくらいはしてくれるかもしれへん! と、今やったら突っ込みたくなるけど、当時、まだまだ童貞で純朴な私には、照れくさくて、そんな思い切ったことしようという発想自体が無かってんな。アホやし。




 書き出すと、次第にアタマの中お花畑モードにシフト。更に、変な深夜テンションも加わる。


 もう火星からの電波でも受信出来るといった、一種、トランス状態に……。


*・゜゚・*:.。..。.:*・'_φ(-᷅_-᷄๑)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

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