モノクロだけど

柳原 羅魔

第1話

わぁどうしよう。毎回のように私みんなから逸れてしまう。今日も逸れた。どうしよう?

「おい、凪(なぎさ)」

「誰?」

「何びびってんだよ。僕橋本 郁(はしもと かおる)だよ」

「郁君ごめんびっくりして」

「少しそのメガネ借りていいか?」

「このメガネは・・・」

「大丈夫だよ。僕は一時的だったけど,凪と同じような少女持ってたし,過去の自分と今同じことで悩んでるのかなぁ?凪って今僕のこと何色に見えている?」

「黒です」

「凪はモノクロだけど,僕は逆に黒と白は見えなかったんだ。僕は色だけの世界だった。医師が言うには,モノクロのメガネは,色ついて見えるし,逆に僕は黒と白が見えるようになる。普通の人はよくないけど,過去になった人やかけたことがある人がのぞいても大丈夫だって、さらにモノクロと逆に黒白が見えない違和感があるけど,普通の人よりかは逆欠けてもあまりないんだと,それに,僕は治ってからは普通に最初はメガネだけど,今はコンタクトなんだ。凪は小さい頃目が悪くなっただろう?僕は悪くってそれに、僕は、白黒が見えないから特殊な眼鏡をかけることになり、だけど,その上視力が入って特殊だけでも値段が高いのにさらに視力でさらに高いついてうちも困ってた。もしかして凪視力も落ちてだから見えにくくなっているのかなぁ?僕にとってはちょうどいい。僕よりかはまだ視力は良い方かもしれないが、落ちたのかなぁ?」

「何でわかっているんですか?話したことないのに」

「幼稚園の時一緒だった。小学校と中学が違ったけど」

「幼稚園の時一緒だった?まさか私話した?」

「はい話しました」

「そうだったんだ」

「後日話してあげるから、それより行こうか。みんなの元へ。はいメガネ」

と、かけてくれた。

「かけても見えないんだろう?」

「はい」

「僕からみんなに説明するよ。だから安心して」

と、言ってくれたのだ。そしてみんなの元へ行くのだ。みんなが

「凪どこにいたんだよ」

「ごめんなさい」

と、

「僕のこと話したじゃん。凪がいない時に」

「えっ、もしかして凪も色の世界ってこと、その上視力が悪いってこと?値段が乱視とかだと、普通の眼鏡屋でもできるけど特殊だから値段がさらにかかるんでしょう?しかも視力が入ると,つまり、めがねの度が合ってなくて見えてないってこと?」

「そうだけど,凪は、色の世界って言ってもめがね外すと,黒白なんだよねぇ。僕は逆に黒とか白が見えなかったけど,凪は黒白世界。凪は視力昔はよかったんだよねぇ。むしろ僕が悪くってさぁ。僕はちょうど色系の病気にかかっていた頃には、視力悪くってさぁ。僕はその色の世界が改善されたけど,めがねに困っていたんだよねぇ。ましては特殊なのに視力まで入るとさらに値段が上がるからさぁ。僕も困っていたことに今凪は直面してて、度が合ってないせいで見えなくなってだからよく迷子とかになるんだよなぁ。迷子になって探す時も注意して欲しいのは、僕さっき起きたんだけどさぁ。声かけただけでビビられたんだよなぁ。だからみんなも誰とか言われる覚悟持っていた方がいい」

と、言うとみんなが

「凪怖いよなぁ言うこと、僕ら最小郁君のこと聞いた時パニック起こしたんだ。なかなか受け止めれなかった。だけど,今は,まだ受け止めれなくても変わらず仲良くしているって感じ。今凪のこと聞いてパニック起こしているがでも見捨てはしない。だから大丈夫だよ」

と、私は、驚いたのだ。その日ブラってして別れたのだ。別れた後,郁が私に近づいてきて

「家に送っていきますよ」

と、

「大丈夫です」

と、私は1人帰ろうとしたら信号無視で渡ろうとしたら

「凪!今信号赤だよ」

「えっ」

「えっ、じゃないよ」

と、

「ごめん。ありがとう」

と、言うと

「だから大人しく僕に送られよ」

と、

「はい。すみませんお願いします」

と、言うと嬉しそうに送ってきたのだ。送りながら

「ごめんなぁ。みんなの前で話して」

と、言ってきた。

「いいですよ。イラッてしたけど,なんか許してる。みんなの言っていたこと信じようと思う。イジメはしないってこと」

と、言うと

「家はどこのへん?」

「このへんだよ?」

「本当?」

「ここは、今何町?」

「ここは・・・」

「私は、・・・」

と、言うと

「隣町内の高級マンション?」

「高級じゃないよ激安だよ」

「激安じゃないよ。高いよ」

「私、まだ学生だよ?そんなマンションに住まないよ」

と、その後無言で帰ったのだ。

「ここですか?ここの何階?」

「やばい。私家わからない。見えないからだけじゃない。なぜだろう?怖い何も。あなたの名前忘れた。だけど,安心する。いや怖い。名前忘れて顔も見れてないから、怖いけど安心する。お姉ちゃんかお兄ちゃんいたかなぁ?弟?妹?スマホの番号忘れた。でもあなたなら信頼できるだから、手帳を見て欲しい。開いて電話帳を見て欲しい。確か私はお姉ちゃんとかで登録しているはずだから、もしくはチャットアプの方で、家族に連絡して欲しいです。そして私を病院に連れて行ってください」

と、言うと橋本は

「わかった」

と、言って対応してくれたのだ。

 病院着くと私の担当医師がすぐに対応してくれたのだ。視力が落ちたかもしれないと検査した日から視力の方は,少し落ちたがそこまで落ちた感じはないと,感じというか落ちてないでも下がったのは下がったと、もう1人の医師を呼ばれたのだ。

「君は,この子とどういう関係ですか?」

「同じ学校に通ってて今社会人になってからも遊ぶような仲間でした。今日も遊んでいたんです」

「遊んでいる時何かありましたか?」

「彼女は迷子になりやすいんです。今日声をかけたらだれ?て聞かれたんです。たまにあるんです。誰て聞かれること、今日も言われました。今日は明かしてくれました。本人が言うには,メガネが特殊で視力のやつもセットにすると高くなるから買えないから見えないとか言ってました。だけど、精神科も担当っていうことは,もしかしたら精神面の可能性が実は出ていたのかなぁって思います」

と、

「2人での会話とかその後の様子とか聞かせてもらえる?」

と、全て話したみたいだ。全て聞いてそして

「彼女は受け入れられてないと思うんですけど実は障害があるんだ。障害ありそうって気づいたのは,彼女が子供のとき、目に色の障害があるときに,一瞬現実から目を背けたんです。それに気づいて僕も見ることになったら現実を嫌なことがあると,逃げたがる障がいじゃないかと、だからもしかして、今回も現実逃避したんじゃないかって、現実逃避の原因が、もしかしたらあなたが受け入れている通り、みんなにバラしたことかもしれないい、それに、多分迷子になるとか引っかかっていたかもしれないし,色々重なって起きたもの。現実逃避したら済むこととか忘れちゃうからまぁ僕の言葉は今かろうじて聞こえているかも。酷い時は聞こえないからさぁ。反応はしているから聞いているみたい」

「どう接しったらいいんですか?」

と、聞いているみたいだ。

「本人の言う鵜通りに動いてください」

「でも難しいよ。今日は,忘れたけど,僕といると安心するって家族に誰がいたとか忘れているみたいで、自ら僕のこと忘れたのに安心しているのか僕に家族に連絡しろって、僕は従ったんですが、僕は,口に出そうでした。分からないのに僕に頼んでいいのかと?なぜ安心しているとか聞きそうだった。気になるけど,聞かない方がいいかなぁ?」

と、

「意識が戻ったとしても聞かないであげてください。彼女はもしかしたらあなたの存在までは忘れてなかったんですよ。忘れている時はガチで忘れます。いくら恋人ですっごく深くっても忘れることあるんです。自分の中には色々忘れても脳では開いていること覚えていたんでしょう。脳が逆に忘れるとかさらに、両方で存在感が消えることもあります。今回の場合もしかしたら自分認識を失っていて脳では覚えてるんだと思います。だからこそあなたに頼ったんだと思います。家族に連絡しては軽い時ですねぇ。それすら出ない時もあるんですよ。それに病院行こうなんて言えるから僕のこと怖いはずなんだけど,僕のこと,受け入れているみたいなんで軽いです。しかも脳の方が認識しているからだから大丈夫。脳が認識してない時と両方認識してない時は愛が深くても怖がります。こう言う時は無理に声をかけないでください。声をかける時は,名前言っても分からないと思いますがって名乗ってください。パニック起こしててもです。ちゃんと人間不思議なもので、こいつ安全とかの認識はするものです。どんな症状でもでも一度パニック起こします。深呼吸をさせて従うようであれば本人はわからなくても安心しているんです。従わない時とか従わないと,怖いってことかもしれません」

と、言っているのだ。

「怖い時は掘ってあげた方がいいが危険だったら強制的に引っ張ったりしてもいいんですか?」

「はい大丈夫です。大丈夫って言うのは相手には良くないけど,危なければ強制にしてもいいです。それに後,人の家に入るとか店のものに触るとかそう言う場合は止めてください。それ以外は,怖がったらあまり責めないでください」

「はい」

と、そして、私が落ち着くまで病院のベンチに座っていた。落ち着いて

「ごめんなさい。えーと、郁さん」

「もしかしてもう大丈夫?」

「はい。ここはどこですか?」

「かかりつけのいる病院です」

と、

「そうですか?」

と、医師に改めて検査を受けたのだ。

 それからというもの毎日のように、接してくるのだ。ましては,私の仕事場へ迎えに来たり友達と遊んでもずっと付き添ってくれるのだ。パニック起こしたら対応してくれたのだ。私は,

「なんでそこまでしてくれるの」

と、言うと

「好きだから」

と、

「私のこと好きって言われても私みたいなぁやつのどこがいいの?」

と、言うと

「そこまでふわんにならなくていいよ。むしろ尽くしたいから」

と、キスをしてきたのだ。私は,

「責任取れるの?」

と、言うと

「はい」

「お願いします」

と、正式に付き合ったのだ。

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モノクロだけど 柳原 羅魔 @asagawa789

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