第13話・神殺しのステータス
「そういえば、話変わるけど俺のステータスってどうすれば見れるんだ?」
「ステータスですか?普通にステータスと念じれば見れると思います」
「マジか。そんな簡単な感じか。分かったやってみる」
ステータスと念じてみる。
ステータス
種族【半人半魔】
レベル38
名前 破魔 天略
性別 男
年齢 17
エクストラスキル
【超級陰陽技】【総合近接霊闘術・皆伝】【天剣】【色欲の権能】
称号
【修行者】【修練者】【修羅道】【妖怪の天敵】【悪魔も恐れる化け物】【殺戮者】【限界超越者】【厄災殺し】【復讐完遂者】【無慈悲】【絶望者】【神殺し】【喪失者】【元超級陰陽師】【ファーストゴブリンキラー】【不屈者】【進化者】【魔霊格保持者】【厄災級悪魔・アスモデウスの適合者】【狂乱者】【ドラゴンスレイヤー】【ソロドラゴンスレイヤー】【サキュバスに性交で勝利した者】
「おお。これが俺のステータスか。称号がめちゃくちゃ多いなって・・・称号【神殺し】・・・。そして称号の並びから分かる時系列的に、やっぱりあの化け物のことだよな。
ハハハハハ、何だよあの化け物は神だったのか。自分で自分のことを異界の神ヘレストスとか言ってだけど、本当だったのか。
そうか。そうか。そうか。ハハハハハハハハハハ。
あのクソ共が杜撰な捜査しやがって、やっぱり厄災級悪魔じゃなかったじゃないか。それはそうだよな。当たり前だよな。というか俺は前もって提言してだろう。やっぱりもっと多くの人員を要するべきだったんだよ。
陰陽連の現在動員できる全ての超級以上の陰陽師で討伐に当たるべきだった。それを、それお、あのクソ共が。元老院の老害が老害が老害が老害が老害がぁぁぁぁぁ。
ハアハアハアハア」
「大丈夫ですか。ご主人様」
そっと優しく抱きしめてくれる。
「すまない。ちょっと取り乱してしまった。大丈夫だ。もう落ち着いた」
「それなら良かったです。私はいつでもご主人様の味方ですから」
「ありがとう。フィーナ」
「しっかし。我ながらめちゃくちゃなステータスしてるな。それでいて、なんか俺の今までの人生全てが記録されてるみたいで怖いな」
「言われてみれば確かにステータスはその人の能力がスキルという形で、成果が称号という形で出ますからね。私達にとってみればそれが当たり前だと感じてますが、初めてステータスに触れた人は怖いと思うかもです」
「それでも、このステータスって便利かもな。これ地球に住む全ての人間が見える様になるんだよな?」
「はい。そうです」
「なるほど。因みにこのステータスって他の人に見せたり鑑定系統スキルはあったりする?」
「一応、本人が許可を出せばステータスを見ることは出来ます。鑑定系統スキルはもちろんあります」
「やっぱりか。じゃあこれからのダンジョン出現に準ずるかそれ以上のレベルで大きな変化をもたらしそうだな。ハハハハハ。これは凄いことになるな」
「そうなんですか?ご主人様」
「ああ。そうだ。ずっとステータスが存在する世界で生きてきたフィーナには分かりにくいかもだが、このステータスは相当にヤバい。
まず犯罪やそれに準ずる悪行の発覚率が恐ろしく上がる。だってステータスを確認して称号に怪しいのがあれば一発だ。
また、今まで資格という面でのみ把握していた物事かステータスという形で把握されるようになる可能性が高い。
ステータスは100%の真実だ。運要素や獲得年日等で差が出る資格なんかよりも100%信頼出来るからな。
更にステータスには名前に年齢に性別が出る。これは最も信頼出来る身分証明書代わりになる。そうなると今までの偽物の身分証明書を使用していたそういう人たちは淘汰される可能性がある。
日本ではないが、戸籍管理が杜撰であったり、政策の結果、無国籍の人が生まれてしまった国等ではよりスムーズな戸籍を作成出来るだろう。これらはマジでとんでもないことだぞ」
「確かに言われてみればそうかもですね。流石です。ご主人様」
「といってもあくまで予想だけどな。さて、ステータスの確認も終わったし、配信者になる為に本格的に行動を始めますか。フィーナ行くぞ」
「はい。ご主人様」
―――――――――――――
ステータスの詳細はまたいつか。
詳細に書き始めたらクッソ長くなるので割愛です。
後、こっから敢えて話を大分飛ばそうと思ってます。
以上
終わり。
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