第190話 パンとワイン
今日はもう、パンとワイン、それにヱビスビール。
くるみとレーズンの入ったパンをつまみに、酸化防止剤無添加の赤ワイン。
あとは、チェイサー的にヱビスビール。
これで、いいのだ。
考えてみれば、クリスチャンでもないのにパンとワインか。
パンとワイン。
これぞ、異教であるキリスト教を理解すべき文化ワードのひとつ。
くだらない馬鹿騒ぎなどやる暇があったら、こういう食で理解を深めてみるものだ。
わしは両親とも真言宗であるから、クリスチャンではない。
だが、食を通して、異国の異教の文化を真剣に肌身で理解しようとしておる。
このような異文化理解こそ、物書きにおいて重要な行為であると思料する。
大した金もかけず、無理なく、肌身で理解の糸口をつかめる。
そんな機会を与えてくれるパンとワインとビールに、感謝です。
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