第149話 自ら得たもの、捨て去ったもの
この3日ほど、いろいろ、考えながら仕事しておりました。
その地に3日間通い詰めた、43年前の少年時代を思い出しながら。
ここぞと通い詰めた先は、後に母校となる岡山大学の大学祭の会場。
そこは、2つある体育館のうちの、新しくできた方。
ここに、文科系サークルの展示場が林立していました。
その中にあったひとつの区画に、鉄道研究会がありました。
この年のテーマは、岡山臨港鉄道と水島臨海鉄道でした。
その日は、通い詰めて3日目でした。
この日は、近くの別の大学も大学祭を実施していました。
そちらからは、無料券付での正体の話も来ていた。
これを私は丁重に辞退し、岡山大学に行きました。
そして、不思議な人生がその日からスタートしました。
幼少期はともかく、小学校も高学年になって以降、特に言えるのはこれ。
彼(彼女が多かったが)らの与えようとしたもの。
今の私には、何一つとは言わないが、残っていない。
しかし、自らの足と目と手を使って得たものは、今も糧になっている。
そのくらいにならないと、道は開けない。
叩きのめし、ゴミ箱送りにしたものは、たくさんある。
それらの中には、本当は大事なものがあったのかもしれない。
もっと優しく、大きな愛とやらで人を包める何かさえも。
だが、私はそれを叩き捨て、自らの手で自らに必要なものを得た。
その選択に、私は全く、悔いなどない。
もし、私が彼らの与えるものを有難く受け入れて、
それがために人生が台無しになったら、
彼らは何か責任を取れたのか?
取れるわけもないだろうが。
だったら、テメエらの話など聞くまでもない。
それで、いいのです。
そうしなければ、生きていけないのだから。
寂しい話だろうが何だろうが、それが、
おまえらの大好きな言葉「現実」なのだ。
当時私の前に立ちはだかった者共に、私はかく、総括しておこう。
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