あまねく、平等に（詩集）

第130話 今週になって、猫様が・・・

　今週になって、猫様といくつか悶着あり。

　久しぶりに、行く方向に向けて首を振る猫様に遭遇。

　まず、月曜日。

　クリーニングに出そうと昼過ぎに店に寄ったら、茶白の猫様が隣の駐車場のブロックに鎮座されていました。

　早速、三味線砲を発砲。

よ、しゃみせん、三味線！

　猫様、微動だにせず。

　店主のおばさまが出てきて声をかけると、ニャー。

　私が三味線というと、無言。

　そんなこんなのうち、ついに、猫様に、帰る方向というか、次の病院に向かう方向に、首を横に振られてしまいました。

　お次は、あっちにゃ～ん！？

　火曜日。

　午前中、ファミリーマート前のポストに郵便物を出した後。

　いつもの美容室に、ペルシャ風のいつもの茶白さんを去り際に見かけ、

よ～、しゃみせん！

　猫様、こちらを見て、尻尾を山なりにほーいと上げて、降ろしてくれた。

　あれは、警告なのやら挨拶なのやら。

　そして、今朝の今朝。

　昨日の日本ワールドシリーズ第３戦の観戦づかれて、少し遅くまで横になっていました。トイレに一度行って、もう少し横になろうと。

　そうすると、なんか知らんけど、知合いの居酒屋、移転してから行ったことのないところなのだけど、そこに入ると、猫様が何匹かおいででした。

　で、寝込んでいる先でパソコンを広げようとすると、うち１匹のこれまた茶色の猫様が、パソコンの後ろをがっちり噛んでまいりました。

　猫様は、何とか撃退できたような。とにかく、三味線砲は出したはず。

　そのうちに、何がどうなったのかもわからんが、パソコンの基盤が外れたのか、どうやって直そうということになって、大ごとになっていました。

　で、トイレに行って小便。なんか、うまく行かねえな。

　そうこうしていると、今さっき、目が覚めました。

　何が何だか、さっぱりわからん。

　ひょっとすると、世界猫類への挨拶の本が、世界猫類の殿堂に伝わってしまった挙句に、三味線マンたるワタクシへの回状がしっかり全世界の猫類に届いて周知徹底を図られたのかもしれませぬ。