第128話 力が抜けたら、すいすいと。

 プロ野球の投手の投げ込み、打者の素振り。

 最初のうちは力が入りすぎているが、やっているうちに、すっと・・・。

そう、無駄な力が抜け、いい形になる。

 そこまでなるのに何百球、何千回も投げ、バットを振る。


 詩作のほうも、なんか、よく似ている気がしてきた。

 さっきね、自由の森の更新用の詩をいくつか作った。

 最悪でも、1作は作っておこうと思った。

 だけどなぜか、無駄な力が入らず、すっとまとまって出来上がった。


 というわけで、それはせめてここに書いておかないといけないと思った。

 それで、また詩作という名の施策を一つってわけだけど、

 いやマジで、すっと、無の境地ですいすい出来ている感じ。

 21時頃から寝て、2時過ぎに起きだして、メールチェックなんかのついで。

 こんなときって、案外、すんなり仕事がはかどるものだけど、

 詩作においても、それが当てはまることが分かった。

 いつも、こんな調子で仕事できたらいいのだけどね。

 まだまだ、修行しなきゃ。


 だけど、世間を騒がせたあの謎の宗教みたく、

修行するぞ! 修行するぞ!

 なんてわめいておったら、そんな境地に達することなど覚束ないだろうな。

 

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