第9話 気づきのきっかけ


 統合失調症と分かってから、7年経ちました。自立支援もとり、精神手帳3級から2級になりました。その頃には、安定剤が徐々に増えていき、手の震えや口の曲がり等がありました、かってに涙が出てきたりもありました。


 はじめは、モラハラと気づいていませんでした。自分さえ我慢してれば、子供たちも家庭も平和なんだと思っていました。



 なぜ、モラハラと気づいたかと言うと、ある時、精神科の主治医の先生に聞いたんです。

 『先生、うちの旦那のしてることは、モラハラですか?』と。

 すると、先生は、おっしゃいました。『そうですね、モラハラです。』そう言って1枚のかみをくれました。


 何かつらいことを言われたら、ここへ電話して下さい。


それは、国の婦人センターの窓口の電話番号でした。


 

 あぁ私の夫は、モラハラだったんだと実感しました。涙がポロポロ出てきました。



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