夕飯に夫が作りし焼き飯よ「味、どうだった?」「お菓子の味した」

 わたしが怒っていたら、旦那さんが冷凍チャーハン買って来て、チャーハンを作ってくれました。

「どう?」

「おいしい? と言われたら、おいしくないんだけど」

「まあそうだろうね。安いから」

「……とにかく、お菓子の味したし、五目チャーハンの味ではなかった」

「でも、五目チャーハンだよ」

「……は! 化学調味料の味がしたっ!!」


 お菓子の味=化学調味料の味

 うん、これです。


 次男の中でチャーハンとは、基本的に「卵チャーハン」です。

 バターライス(バターは小岩井のバター!)に卵を入れ(たくさん!)味付けは「味覇」です。ゆえにわたしはこれ、インスタントだと思っています。化学調味料のチャーハン、でもときどきはいいよねって。


 本物の化学調味料の味って、お菓子なんだ!

 発見です!


「ねえ、今日のチャーハン、お菓子の味だったよね、次男くん」

「うん、そうそう!」

「なんのお菓子だろう?」

「なんだろうね、なんかの味だよね」

「は! 分かった! うまいぼうの味!!!」



 うまいぼう、あんまり好きじゃないんです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る