第2話

 体が暖まって僕は目を覚ます。

そこには暖炉があって部屋中暖かくなっていた。

ここは何処だろうと少年は思った。

そこへ大人の男が現れた。

「意識が戻ったんだな、良かった」と男は安堵した。

「ねえ、ここは何処?」と少年は訊ねた。

男は「ここは別荘だよ、丁度歩いてる時に君を発見した、まだ息があったから、ここへ運んできたんだよ。」

 ああ、僕は彼女を殺して逃げて、逃げてここへ辿り着いたんだ。

 僕は男に「何で僕を助けたの?」と怒り口調で言っていた。

男はびっくりしたが冷静な口調で「あの状態で普通はほっとけないだろう」と答えた。

少年は思った。そうだろう普通なら助ける義務がある。

 男はホットココアを持ってきて「今日はもう遅い、これを飲んでゆっくり休んだ方がいい」

少年は何で殺人犯に優しくするんだよ!とココアを飲んでいた。

 翌日少年が目を覚ますと近くで

男が微笑んでいた。

男はカップ麺を少年のそばに置いた。

「こんな物しかなくて悪いね、この吹雪だ、なかなか買い出しには行けない」とすまなそうに言った。

少年はお腹がすいていたので麺をズルズルとすすって食べた。

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