ここまで拝読しました。
アイファのクローネへの独占的な愛情がどこから来ていて、それに連動した策謀がどう物語を動かすのか、常に良い緊張感をもって読み進めることができました。この先もこの緊張感が物語を締めていくんだろうな、読み進める原動力となるのだろうなぁと予感します。そのあたりの誘導が、ざくろさん、とてもお上手です……！

クローネさん、、、さすがにこれはちょっと、、、

金を返してもらうために定期的なつながりはできるにせよ、別パーティにしてなるべく関係を断つという形に、、、無理か

『どう殺』に続き拝読しております。

ひとりぼっちの世界から救い出してくれた相手を好きになるという点が『どう殺』の香澄ちゃんとアイファズフトちゃんの共通点ですね。アイファちゃんの心理描写も丁寧で、しっかり共感しました。香澄ちゃんが兄に避けられたりちょっと疎んじられたりしていた一方で、アイファちゃんはクローネから絶大の信頼を受けているんですね。実はアイファちゃん自身が魔王で、愛する人と戦いたくないがために、そばで勇者になるのを邪魔している……健気です。

クローネに近づいた女子が悲惨な末路を辿ったのは可哀想だけれど、ヤンデレとしては通常運転ですね。アイファちゃんがいるのにクローネとこっそり二人きりで出掛けようなんて、リーナちゃんは不逞の輩なので仕方ないです。御愁傷様です。

作者様はアイファちゃんを「腹黒」と形容することがあるけれど、恋する乙女が幸せになるための奮闘ですもの、仁義なき戦いですよ。私は腹黒とは思いません。ヒロインを応援します。

ギルドの冷たい空気感、酒場のワチャワチャした楽しい空間がリアルに伝わってくるような、イキイキした描写が魅力的ですね。酒場のジークさんとエレナさんも、名脇役というところでしょうか、いいキャラしています。

アイファちゃんが裏から手を回し、選挙活動を引っ掻き回している様子ですね。人種差別、利権等が絡んできて、人間模様が大きく動く予感がします。
どうなっていくのか、今後も楽しみにしています。